民間資格との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:00 UTC 版)
「基本情報技術者試験」の記事における「民間資格との比較」の解説
テクノロジの知識を問う範囲は、情報検定(J検)の情報活用試験1級(旧・情報処理活用能力検定準2級)や情報システム試験基本スキル、システムデザインスキル、ICTプロフィシエンシー検定(P検)1級、日商PC検定1級、コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)1級、全商情報処理検定1級、全工協会情報技術検定1級、全経情報処理能力検定1級、IT活用能力検定1級などよりも上等である。 アルゴリズムやプログラミングの知識を問う範囲は、J検旧情報処理活用能力検定2級および情報システム試験プログラミングスキルやサーティファイ情報処理技術者能力認定試験2級第二部、日商プログラミング検定EXPERTなどより上等である。また、サーティファイ情報処理技術者能力認定試験1級第二部とほぼ同等程度の問題難易度である(ただし問題の分量はサーティファイ1級第二部の方が小さい)。 現在は午後試験でプログラミング言語の代わりに表計算ソフト(試験用オリジナルソフト)に関する問題を選択可能になったが、擬似言語を用いたマクロ定義の内容も出題されており、アルゴリズムの知識や論理的思考力が要求されるため、マイクロソフトのパソコン検定であるMicrosoft Office Specialist (MOS) のExcel科目よりも難易度は高めに設定されている。 2006年(平成18年)6月まで実施されていた情報処理活用能力検定(旧J検、文部科学省認定試験)では、2級と1級の間に基本情報技術者試験(前身の第二種情報処理技術者試験を含む)があると言われていた。 サーティファイの情報処理技術者能力認定試験と比較した場合、基本情報技術者試験はサーティファイ2級より難易度が高く、サーティファイ1級とほぼ同じくらいの難易度であると言われている(ただしサーティファイ1級は基本情報技術者試験より問題数は少なく、試験時間も短い。)。また、サーティファイの2級または2級第一部に合格した者は差分講習を受講後、修了試験に合格することで、基本情報技術者試験の午前試験の受験が免除される特典が用意されていることから、サーティファイ2級合格後のステップアップとして基本情報技術者試験に挑戦する者も多い。 業種によっては最近はネットワーク需要が重視されているが、シスコシステムズのベンダー資格であるCCNA試験より、基本情報技術者試験(旧名称:第二種情報処理技術者試験)の方が難易度は高いと言われている。
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