民事再生法適用申請に対する周辺市町の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 23:05 UTC 版)
「ことでんバス」の記事における「民事再生法適用申請に対する周辺市町の対応」の解説
高松琴平電気鉄道同様、同法適用申請直後、経営姿勢が周辺市町や利用者から強く非難され、公費補助の投入に対しては積極的な自治体と否定的な自治体に対応が分かれた。 補助に批判的だった自治体の1つとして、高松琴平電気鉄道への補助拠出にも最後まで反対した当時の牟礼町があげられる。庵治町へ直通する庵治線のみが牟礼町、庵治町を走行するバス路線であるが、JR高徳線も通る牟礼町に対し、庵治町は公共交通機関がこのバス路線のみで、当初から町が補助しても運行を維持してほしいとの姿勢を打ち出していた。 高松琴平電気鉄道の支援議論で周辺市町の補助に対する話合いがまとまらない中、鉄道が走っていない市町を結ぶ路線が多く、市町民の生活やまちづくりに深刻な影響を受ける路線が多かったため、補助に対して電車よりも一足早い合意がえられ、当時のコトデンバスの経営努力を条件に2005年度(平成17年度)末までと時限を定めて特別補助が行われた。 補助は、主に後述の移動円滑化補助の事業者負担部分を県と市町が負担する形で行われた。 結果として、近年、バスの利用者減少に若干の歯止めがかかりつつある。 マイカー普及率の増加、少子高齢化などの課題を抱え、今後の利用者確保は同社・香川県・高松市共通の課題となっている。 香川県では毎月20日をノーマイカーデーと定め、広報誌やラジオCMなどで、主にマイカー利用者に公共交通の利用を訴えている。
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