歴史上実在の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:40 UTC 版)
「オルフェウスの窓」の記事における「歴史上実在の人物」の解説
グリゴリー・エフィモビッチ・ラスプーチン 僧侶。催眠術のような「聖なる技」で、血友病に苦しむ皇太子の出血を止めることが出来たため、アレクサンドラ皇后の絶大な信頼を得て宮廷で権勢を振るう。最終的には、ラスプーチンに逆らえば明日の命が危ないと言われるほど宮廷の腐敗は進んだ上、皇帝もラスプーチンの影響を受けて失策を侵すようになった。このままでは革命になると危惧した、ユスーポフ侯を中心とする反ラスプーチン派と激しく対立。アデールの邸宅で毒を盛られ、あげくにユスーポフ侯に撃たれ、さらにナイフでとどめを刺されて暗殺された。 ニコライ2世 ロシア帝国・ロマノフ王朝最後の皇帝。 本作では、温厚な性格だが、一方で体制の維持や隠し財産の保全に腐心しており、隠し財産の隠蔽のため、口封じ目的でユスーポフ侯にユリウス殺害の命令を下す。 アレクサンドラ・フョードロヴナ ニコライ2世の皇后で、血友病の皇太子・アレクセイを救うため、ラスプーチンを盲信する。 コルニロフ ロシア帝国軍人で、白軍側の指導者の一人。二月革命後、ユスーポフ侯らと共に王政復古を目指してクーデターを試みるも失敗する。 アレクサンドル・ケレンスキー 二月革命で帝政が崩壊した後、ロシアの首班となった人物で社会革命党のリーダー。本作では、アレクセイらボリシェヴィキの勢力を利用しながらも、その権勢の拡大を恐れており、ユスーポフ侯によるアレクセイ暗殺の指示を黙認した。 レーニン ボリシェヴィキの指導者。本作では、幼い頃のアレクセイと面識があったという設定。
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