橋の沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 19:13 UTC 版)
1909年(明治42年)に、新淀川にかかる最初の橋として、官設鉄道東海道本線で1874年の阪神間開業以来使用されていたイギリス・ダーリントン・アイアン(Darlington Iron)社製PP-1形70フィート級錬鉄製3主構ポニーワーレントラス桁を2主構に組み替えた上で11連を転用し、この地に初代長柄橋が架設された。 1936年(昭和11年)にゲルバー式鋼鈑桁による2代目長柄橋へと架け替えられた。第二次世界大戦末期には戦災に巻き込まれ、1945年6月7日には長柄橋南詰め付近で、アメリカ海軍艦載機の機銃掃射により400人余の死者を出す「長柄橋惨事」が起きた。被害者の大半は女性と子供であった。戦災で損傷した長柄橋は、補修工事などの上、戦後も引き続き使用された。戦後の交通量の増加により、従来の橋に継ぎ足す形で、1964年(昭和39年)に長柄バイパスを増設。 現在の長柄橋は、1971年(昭和46年)から始まった淀川改修計画に基づき、1973年(昭和48年)から掛け替え工事が始まり、10年後の1983年(昭和58年)に完成した。
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