横浜連続殺人事件(6巻 episode2.5 - 2.5-3)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:26 UTC 版)
「ミステリと言う勿れ」の記事における「横浜連続殺人事件(6巻 episode2.5 - 2.5-3)」の解説
横浜で連続殺人事件が起きていた。被害者は全員、交差点の真ん中ではりつけのような形で寝かされていたという。被害者に共通点が見つからず捜査が難航する中、1人の男が事件に介入する。犬堂我路。かつてバスジャック事件を起こした主犯の1人であり、姉である犬堂愛珠を殺害した犯人、煙草森を殺害してから海外に逃亡していたはずだった。しかし、愛珠が事件当日どうしてバスに乗っていたのかという疑問が解けずにいた彼のもとに「漂流郵便局」に愛珠の書いたハガキがあるという情報を受けて日本に戻り、そのハガキを読む。到底自分たちの知る愛珠から想像できないほどに追いつめられた精神状態の遺書めいたハガキ、そしてジュートという謎の名前。愛珠の手がかりを追う中で闇カジノにたどり着く。また、愛珠の部屋に残されていた寄木細工について聞きに行った寄木細工ミュージアムで愛珠のことを知る辻浩増とも出会った。連続殺人事件は4人目の被害者が出ていた。体には羽喰十斗の文字があり、かつての未解決事件である羽喰玄斗の模倣を匂わせるものだった。また、彼女のバッグからは我路の指紋が発見される。我路の行方を追って訪れた刑事猫田十朱は辻浩増と接触する。そして事件は動き出した。羽喰十斗と羽喰玄斗の事件に共通していたのは被害者の名前に十が入っていることだった。捜査官猫田もその名前のいたるところに十が入っていた。猫田はそのままナイフで腹を刺されてしまう。羽喰十斗とは誰なのか、愛珠とはどう関係しているのか、我路は姉の死の真相にたどり着くことができるのか……。そして、十斗が持っていたいて座のラピスラズリの指輪、愛珠の寄木細工に入っていた山羊座のシルバーリング。同じカウンセラーにカウンセリングを受けていたという十斗と愛珠。謎の解明には至らない。我路は十斗の指輪を久能整に託すことを決める。
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