横浜市会の国旗引き降ろし議場占拠事件
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「MPD・平和と民主運動」の記事における「横浜市会の国旗引き降ろし議場占拠事件」の解説
2002年5月29日の横浜市会議場で、市民の党所属の井上桜、与那原寛子両市議が、国旗に手をかけ引きずり降ろそうとし、議場から退場させられる騒ぎとなった。さらに両名は6月5日、議長席と事務局長席を占拠し、開会を妨げ議会を空転させた。一連の騒動を受けて懲罰特別委員会が開かれ、その中で両名は「議長は着席しておらず、開会宣告自体、正規のものと受け止めていない」などと主張した。議論の結果、懲罰委員会では「除名処分が妥当」との結論が出された。 6月25日の本会議で、自民、民主、公明、民主横浜みらいの4会派の賛成によって議会からの除名処分が可決され、両名は失職した。共産会派のみ除名処分には反対したものの、「議会制民主主義のルールに沿った手続きを踏んでいないのは明らか。反省の言葉が聞けないのは残念だ」と述べ、両名に陳謝することは求めた。2009年に市民の党所属の横浜市議・井上桜が民主党の黒岩宇洋議員(ブント(共産主義者同盟)のリーダーの黒岩卓夫の息子)の関係団体「越後の暴れん坊」が139万円の寄付したこと、2009年には392万円の献金を市民の党にしていたこと、越後の暴れん坊の会計責任者が市民の党の山本ひとみ武蔵野市議という事実が発覚している。井上桜は黒岩の2002年の初当選である参院補選でウグイス嬢を務めていたこと、黒岩が井上に激励のメッセージを送っていたことなどが事件後発覚したが、黒岩がネット上の日記に公開していた事実を指摘した質問の直後にこっそり削除していたことが姑息だと批判されている。
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