概要・諸元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 19:35 UTC 版)
鹿児島市の中心駅である鹿児島中央駅に立地する、駅ビルの要素とファッションビルの要素を併せ持つ商業施設であり、2004年開業の「本館」と2014年開業の「プレミアム館」で構成される。鹿児島中央駅エリアが繁華街の天文館地区とともに鹿児島を代表する商業地へと躍進する原動力となり、鹿児島市の商環境に大きな影響を与えた。過去には施設運営のコンサルティングをパルコが行っていたり、現在でと一部フロアを109が運営している。屋上に併設してある赤い観覧車(アミュラン)は桜島や錦江湾、鹿児島市内を一望することができ、鹿児島市のランドマーク的な存在となっている。 2004年3月13日の九州新幹線の部分開業(鹿児島中央駅 - 新八代駅間)に合わせる形で建設が進められてきたが、約半年後の同年9月17日にオープンした。オープン当時、JR九州の商業施設としては最大規模であった。また、鹿児島県内の商業施設面積としても百貨店の山形屋を抜いて最大規模であったが、2007年にはイオンモール鹿児島(開業当初は65,587m²、その後増床し約78,000m²)が開業し、現在ではでは県内ではイオンモールに次ぐ規模を誇る。 建物は地上6階(一部7階)地下1階で、延床面積約58,400㎡、商業施設面積約33,000㎡、店舗数は192(2010年11月現在)。年間売上高はオープン以降200億円前後で推移してきたが、2014年度は5年連続で過去最高となる約246億円(前年度比+6.0%)となった。また年間入館者数も約1,563万人(前年度比+15.9%)と大幅に増えた。これは、地上7階、売場面積5,000m²、延床面積8,700m²の新館「プレミアム館」のオープンや、本館の大規模リニューアルが奏功したものである。プレミアム館は、2014年9月26日、アミュプラザ鹿児島のオープン10周年に合わせて、鹿児島中央駅東口にあった大階段部分に建設されたもので、核テナントとして、4階から6階の1,800m²に鹿児島県内初となる都市型生活雑貨の東急ハンズ鹿児島店 が出店したほか、鹿児島初進出となる有力セレクトショップなども出店した。併せて、本館においても、SHIBUYA 109 KAGOSHIMAや、県内初の有力セレクトショップが出店するなど、大規模なリニューアルを実施した。 「アミュプラザ」の名称は、人を楽しませるという意味の英語の「アミューズ (amuse)」 からきており、ヤジロベエをかたどったシンボルマークとともに、アミュプラザ博多(JR博多シティ)、アミュプラザ小倉及びアミュプラザ長崎と共通である。
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