イオンモール鹿児島とは? わかりやすく解説

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イオンモール鹿児島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 04:50 UTC 版)

イオンモール鹿児島
ÆON MALL KAGOSHIMA
店舗外観(2025年3月)
地図
店舗概要
所在地 891-0115
鹿児島県鹿児島市東開町7[2]
座標 北緯31度31分38.4秒 東経130度32分12.1秒 / 北緯31.527333度 東経130.536694度 / 31.527333; 130.536694 (イオンモール鹿児島)座標: 北緯31度31分38.4秒 東経130度32分12.1秒 / 北緯31.527333度 東経130.536694度 / 31.527333; 130.536694 (イオンモール鹿児島)
開業日 2007年平成19年)10月6日[2]
正式名称 イオン鹿児島東開ショッピングセンター[1]
施設所有者 イオン九州株式会社
施設管理者 イオン九州株式会社
敷地面積 110,656 m2[2]
延床面積 約140,000 m2[2]
商業施設面積 約78,000 m2[2]
中核店舗 イオン鹿児島店
店舗数 205
駐車台数 4,000台(駐輪台数 470台)[2]
商圏人口 約750,000人、32万世帯[2]
最寄駅 谷山電停谷山駅
最寄IC 谷山IC
外部リンク 公式サイト
KYUSHU
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イオンモール鹿児島
天文館
鹿児島中央駅
イオンモール鹿児島の位置(鹿児島市)

イオンモール鹿児島(イオンモールかごしま)は、鹿児島県鹿児島市東開町に立地するイオン九州株式会社運営のモール型ショッピングセンターである。

概要

イオングループジャスコの鹿児島県内初の本格的なモール型ショッピングセンターとして、イオン鹿児島ショッピングセンターの名称[3]2007年平成19年)10月6日に開業し[2]2011年(平成23年)11月21日に現行の名称に改称された[4]

建物は地上5階建てで、4階・5階と屋上は駐車場となっている。商業面積は鹿児島中央駅ビルのアミュプラザ鹿児島(38,000m2)を上回る鹿児島県内最大の78,000m2である[2]。専門店部分のモール長は約220mである[3]

イオン九州側は当初、鹿児島市と隣接する南九州市(旧・川辺郡川辺町、川辺郡知覧町)、日置市の約75万人を商圏と定めていた[3]。実際には指宿市南さつま市を含めた南薩地域を中心に、北薩地域や大隅半島からも来客があり、2012年(平成24年)現在においては鹿児島県全域を商圏に設定している[5]

年間およそ1000万人が来場し、2011年(平成23年)には1060万人が来場した[5]。2007年10月2日のプレオープン時には開店前から4,000人ほどの列ができ、最前列の客は前日の21時から並んだ[6]

当モールを出店するまで、鹿児島県内のイオングループの店舗は、マックスバリュ・くらし館(マックスバリュ九州、殆どの店舗が壽屋からの引き継ぎ)とサティ(イオン九州、旧マイカル九州)が存在するのみで、これらは新規出店ではなく運営母体の変更による進出であり、その時期も2000年代前半である。このため、イオン鹿児島ショッピングセンター(当時)の開業は、イオングループの鹿児島県への本格進出とみることができる[7]

2007年(平成19年)10月6日の開店記念式典において、岡田元也イオン株式会社社長が参列した[8]。イオングループは開業予定の2007年10月からはるか以前から広告を打ち出しており(例:鹿児島市交通局の車両にラッピング)、2007年8月にはスポットCMとしてイオングループのCMが放送されていた。

鹿児島港経由で訪れる中国人観光客への対応も銀聯の導入で天文館(鹿児島市中心市街地)の先手を打ち、集客にも成功した[9]

開業当初にはシネマコンプレックスの設置構想があったものの[10]、用途地域の規制により実現は難しいとされている[5]

なお、「イオン鹿児島ショッピングセンター」の名称が決定する前の仮称はイオン鹿児島東開ショッピングセンター(イオンかごしまとうかいショッピングセンター)であり、これが大規模小売店舗立地法に基づく届出店舗名となっている[1]

沿革

増床前の店舗外観(撮影年不詳)
  • 2002年7月 - イオン九州が、岩崎産業の所有する木材団地・木材加工団地の貯木場南側の土地(約4万8000平方メートル)の所有権取得、もしくは貸借契約の交渉を開始する[11]
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - イズミ(ショッピングセンター「ゆめタウン」などを展開する広島市の企業)が旧・鹿児島合板工業跡地(約1万8000平方メートル)の土地を取得する[12]。イズミの鹿児島市出店断念後、この土地には鹿屋市に本社を置くホームセンターきたやま東開店が2009年に開業している[13]
    • 5月14日 - 鹿児島市が木材団地・木材加工団地の用途地域を「工業専用地域」から変更。これにより商業施設の出店が可能となる[12]
    • 5月20日 - イオンが木材団地と木材加工団地にまたがる用地の貸借契約の交渉中であることを、南日本新聞が報じる[12]
  • 2005年(平成17年)
    • イオン九州と岩崎産業の間で土地所有権の係争が発生し裁判沙汰となる。
    • 4月 - イオン九州と岩崎産業の間での訴訟の第1回弁論が行われる。岩崎産業側は「イオン九州と契約は成立しておらず、別の1社にも契約書案などを提示しており、同社への売却を決めた旨をイオン九州側へ通知済みである」と主張する[14]
    • 6月 - イズミが上記訴訟への参加を鹿児島地方裁判所へ申請する。イズミ側は「2005年1月に岩崎産業と売却契約が成立した」との認識であった[14]
    • 7月12日 - イオン九州と岩崎産業で土地所有権に係る和解が成立[11]
    • 7月13日 - イオン九州が岩崎産業が所有していた土地を取得する。金額は非公表[11]
  • 2006年(平成18年)
    • 5月16日 - 届出。
    • 12月5日 - 着工。
  • 2007年(平成19年)
    • 9月4日 - 開業予定日を正式に決定[3]
    • 9月9日 - 「イオンふるさとの森づくり」植樹祭開催[15]
    • 10月2日 - ソフトオープン(近隣住民及びイオンカード会員向け)[3]
    • 10月6日 - 正式開業[2]
  • 2008年(平成20年)3月1日 - ジャスコ・専門店全店でWAON導入。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月1日 - 核店舗の名称をジャスコ鹿児島店からイオン鹿児島店に改称。
    • 11月21日 - SCの名称をイオン鹿児島ショッピングセンターからイオンモール鹿児島に改称[4]
  • 2013年(平成25年)
    • 11月21日・11月22日 - 全館休館[1]
    • 11月23日 - 増築部分が完成しリニューアルオープン。新規出店の80店舗のうち46店舗が鹿児島県初進出の店舗である[16]

主なテナント

核店舗のイオン鹿児島店のほか、170の専門店テナントが出店している。開業時点ではうち104店が鹿児島県初出店であった[3]

出店テナント全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップリスト」を、営業時間は公式サイト「モールガイドの営業時間」を、ATMを設置する金融機関の詳細は公式サイト「ショップリストのATM」を参照。

独自展開

当モールでは独自に月刊フリーペーパー『はな*うた』を発行している。

交通アクセス

脚注・出典

  1. ^ a b 鹿児島県大規模小売店舗立地法 法第5条第1項(新設)届出の概要【平成12年6月月~令和5年3月末】(PDF形式) - 鹿児島県公式サイト 2023年9月3日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j イオンモール鹿児島の概要 - イオン九州株式会社
  3. ^ a b c d e f 鹿児島県初出店!ジャスコと170の専門店 10月6日(土)「イオン鹿児島ショッピングセンター」オープン” (PDF). ニュースリリース. イオン九州株式会社 (2007年9月4日). 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月16日閲覧。
  4. ^ a b 11月21日(月)モール型SC名を「イオンモール」に名称統一します (PDF) - イオン九州株式会社 ニュースリリース 2011年10月27日。
  5. ^ a b c イオン鹿児島増床へ 2013年秋、売り場1.2倍に”. 373news.com. 南日本新聞社 (2012年4月8日). 2012年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月16日閲覧。 “『南日本新聞』2012年4月8日朝刊1面 詳細は新聞紙面に記載されている。”
  6. ^ イオン鹿児島今日プレオープン”. MBC南日本放送 (2007年10月2日). 2007年10月2日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ イオン九州側も2007年9月4日付けのニュースリリース表題で「鹿児島県初出店!」としている(2007年9月9日閲覧)。イオングループ全体の新規出店としても、2004年にマックスバリュ九州がマックスバリュ鹿屋寿店を開業させたのが最初で、2007年9月時点においても鹿屋市肝属郡肝付町に3店舗が存在するのみであった。
  8. ^ 毎日新聞 夕刊毎日新聞西部本社、2007年10月6日。
  9. ^ 『財界九州』2008年12月号(公式サイト)より。
  10. ^ 南日本新聞』南日本新聞社、2007年10月7日。時期や場所、規模は不明である。
  11. ^ a b c 「イオン九州、岩崎産業の所有権取得 売買契約訴訟が和解 鹿児島市東開町」『南日本新聞』2005年7月16日朝刊1面。
  12. ^ a b c 「イオン 鹿児島市進出 イズミも用地確保 鹿児島市木材団地」『南日本新聞』2004年5月20日朝刊1面。
  13. ^ 「ホームセンターきたやま 鹿児島市進出 年内にも120人新規雇用」『南日本新聞』2009年1月16日朝刊8面。
  14. ^ a b 「岩崎産業・イオン九州係争の土地 イズミも所有権主張 鹿地裁に訴訟参加を申請」『南日本新聞』2005年6月24日朝刊27面。
  15. ^ イオン鹿児島ショッピングセンター 「イオン ふるさとの森づくり」植樹祭を開催 (PDF) - イオン九州株式会社 ニュースリリース 2007年9月4日
  16. ^ 『南日本新聞』 2013年11月24日付 24面(イオン鹿児島増床オープン、4000人早朝から列 南九州初含む新規80店)

関連項目

外部リンク




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