森川杜園とは? わかりやすく解説

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もりかわ‐とえん〔もりかはトヱン〕【森川杜園】

読み方:もりかわとえん

1820〜1894]江戸末期明治期彫刻家奈良生まれ奈良人形作り奈良一刀彫の祖ともされる


森川杜園


森川杜園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 22:50 UTC 版)

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森川 杜園(もりかわ とえん、文政3年6月26日1820年8月20日〉 - 明治27年〈1894年7月15日)は、幕末から明治時代の彫刻家歌人である。名は友吉、後に扶疏。杜園は号。

経歴・人物

大和の生まれ。内藤其淵に師事し絵画を学ぶ[1]

18歳で岡野保伯に師事し[1]春日大社の古材で作る奈良人形の制作を学び始める[2]。同じ奈良人形師であった岡野松寿、恒徳の作品を参考に奈良一刀彫を創始した[3]。この奈良一刀彫は簡易で写実感を示す技法で名を揚げた[4]

彫刻家としては主に動物を題材にした彫刻を製作しており、1877年(明治10年)に開催された第1回内国勧業博覧会では『蘭陵王』、『鹿』を製作し出品したほか、1881年(明治14年)の第2回内国勧業博覧会では『竜灯鬼』を出品して妙技一等賞を得た[3][4]。また晩年の1893年(明治26年)に開催されたシカゴ万国博覧会では『牝牡鹿』の大作を出品した[3][4]

彫刻師としての活動以外にも、歌人として伴林光平に師事した[1]

脚注

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