棋士育成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 07:13 UTC 版)
長年にわたる棋士育成に定評があり、2021年12月に「長所を伸ばす育成方針が実を結び、囲碁界に新風を吹き込んだ」として第39回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を受賞した。父の秀行、娘の里菜も過去に同賞を受賞していて、三代にわたる受賞となった。2022年現在、門下より12名の棋士を輩出している。 2000年に新宿区歌舞伎町1丁目に開設した新宿こども囲碁教室は、在籍生徒数約200人。ここで育った院生は20数名おり、これは院生全体の3分の1以上を占める。 2007年には、「強いプロを育てる」を目標に、プロ志望の子どもに早期からの教育を行う天豊道場を、教室とは別に東新宿で開設した。道場の命名は藤沢の父・藤沢秀行による。道場には、指導のため高尾紳路九段や結城聡九段、坂井秀至八段などが頻繁に訪れている。開設当初は秀行も指導に訪れていた。 入段者順棋士段位生年齢入段実績など1 寺山怜 六段 1990 31 2007 NHK杯準優勝 2 沼舘沙輝哉 七段 1991 30 2010 3 本木克弥 八段 1995 26 2011 本因坊挑戦者 4 飛田早紀 二段 1991 31 2011 5 木部夏生 二段 1995 26 2012 6 広瀬優一 五段 2001 20 2016 新人王 6 上野愛咲美 一四段 2001 20 2016 女流棋聖 8 関航太郎 八段 2001 20 2016 新人王・第47期天元 9 青木裕孝 二段 2001 21 2018 10 上野梨紗 初段 2006 12 2019 11 藤井浩貴 初段 2002 20 2020 12 竹下凌矢 初段 2005 17 2021
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