梶田秀司とは? わかりやすく解説

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梶田秀司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 23:36 UTC 版)

梶田 秀司(かじた しゅうじ、1961年昭和36年)1月26日[1][2] - )は、日本のロボット研究者。学位は、博士(工学)東京工業大学[3]産業技術総合研究所ヒューマノイドロボットHRP-2HRP-4Cを開発。倒立振子に基づく二足歩行ロボットの制御や[8][9]、運動量・角運動量に基づくヒューマノイドロボットの全身制御を実現した[10][11]2015年DARPAロボティクス・チャレンジにも出場[12][13]。編著に『ヒューマノイドロボット』がある[14][15]


注釈

  1. ^ 自身のツイッターで小林彬研究室で二足歩行研究を始めさせてもらったことを振り返っている(#外部リンク参照)。
  2. ^ 梶田の編著ではLevenberg–Marquardt法と書かれている[35]。ここでは2021年9月25日現在のMATLABドキュメントと、2019年の細田耕の著書に従って「リーベンバーグ・マルカート法」と記した[36][37]
  3. ^ 受賞論文 - 梶田秀司、谷和男「線形倒立振子モードを規範とする凹凸路面上の動的2足歩行制御」、『計測自動制御学会論文集』第31巻第10号、1995年、1705-1714頁。[9]
  4. ^ 受賞論文 - 比留公園川博久、原田研介、梶田秀司、金子健二、金弘文男、藤原清司、森澤光春「接触力凸多面錐に基づくヒューマノイドロボットの動作生成 ―第1報 接触状態遷移判定法―」、『第10回ロボティクスシンポジア講演論文集』[45]
  5. ^ 受賞論文 - 梶田秀司、金広文男、金子健二、藤原清司、原田研介、横井一仁、比留川博久「分解運動量制御 ―運動量と角運動量に基づくヒューマノイドロボットの全身運動生成―」『日本ロボット学会誌』第22巻第6号、2004年9月、772-779頁[11]
  6. ^ 比留川博久、金子健二、金広文男、藤原清司らとの共同受賞[7]
  7. ^ 受賞論文 - 原田研介、梶田秀司、金広文男、藤原清司、金子健二、横井一仁、比留川博久「力制御型マニピュレーションに基づくヒューマノイドロボットの実時間歩容計画」『日本機械学会論文集C編』第71巻第711号、2005年、3181-3188頁[46]
  8. ^ パネル討論で、解説記事、討論の流れ。参加者 - 吉田和哉、阪口健、梶田秀司、横小路泰義、國吉康夫、横田和隆。
  9. ^ メール討論。参加者 - 石黒浩、梶田秀司、金子真、川村貞夫、菅野重樹中村仁彦、松井俊浩、三浦純、吉田和哉、松野文俊
  10. ^ a b 共著者、座談会参加者 - 高西淳夫、梶田秀司、佐野明人、藤本康孝、玄相昊、西脇光一、浅野文彦、杉原知道

出典

  1. ^ a b c d e f 梶田 1995, p. 236.
  2. ^ a b 梶田ほか 2004, p. 779.
  3. ^ a b c d e f g h 梶田 1996.
  4. ^ a b c d e 梶田 2002, p. 232.
  5. ^ a b c メッセージ 2007.
  6. ^ a b c d 2015年度”. 過去の受賞一覧(年度別). 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門. 2018年3月22日閲覧。
  7. ^ a b c d 主な表彰の概要と受賞者(1)”. 平成19年度実績No.199. 産業技術総合研究所. 2018年6月20日閲覧。
  8. ^ a b c d 線形倒立振子モード.
  9. ^ a b c d SICE・学会賞受賞者一覧”. 計測自動制御学会. 2021年5月8日(UTC)閲覧。
  10. ^ a b 分解運動量制御.
  11. ^ a b c d 日本ロボット学会第19回論文賞の贈呈 ― 第19回論文賞選考結果報告 ―」『日本ロボット学会誌』第23巻第8号、2005年11月、お知らせ7頁。
  12. ^ a b 大塚 2015a.
  13. ^ a b 大塚 2015b.
  14. ^ 梶田 2005.
  15. ^ 梶田 2020.
  16. ^ a b 梶田・杉原 2008, p. 762.
  17. ^ a b 梶田 2018, p. 143.
  18. ^ a b c d 梶田秀司のプロフィール”. 産業技術総合研究所. 2021年5月8日(UTC)閲覧。
  19. ^ a b 梶田 秀司 Kajita Shuuji”. KAKEN. 国立情報学研究所. 2021年5月9日(UTC)閲覧。
  20. ^ a b 梶田・横井 2011.
  21. ^ a b 森山 2009.
  22. ^ 【4thセッション登壇者発表!『第6回・研究100連発』】4/26 (土)15:00~ #ニコニコ学会”. ニコニコ学会β. 2018年6月20日閲覧。
  23. ^ 梶田秀司、小林彬「位置エネルギー保存形軌道を規範とする動的2足歩行の制御」、『計測自動制御学会論文集』第23巻第3号、1987年、281-287頁。
  24. ^ 柴田昌明「二足歩行ロボットの研究開発の現況 —自律歩行動作を中心とした研究動向について—」『精密工学会誌』第77巻第5号、2011年、453-456頁。
  25. ^ 大須賀公一「移動する ― 二足歩行ロボット」『電気学会誌』第118巻第1号、1998年、9-12頁。
  26. ^ 藤本康孝「<その1>2足歩行ロボットの動向」『電気学会論文誌D(産業応用部門誌)』第119巻第6号、1999年、763-765頁。
  27. ^ 森山 2000.
  28. ^ a b c 梶田 編著 2005.
  29. ^ 米田完脚移動」『日本ロボット学会誌』第16巻第7号、1998年、897-901頁。
  30. ^ 梶田 2002.
  31. ^ a b 梶田 編著 2020.
  32. ^ 杉原知道中村仁彦時間二重外乱吸収法に基づくヒューマノイドロボットの全身協調運動制御」『日本ロボット学会誌』第24巻第1号、2006年、64-73頁。
  33. ^ 梶田 編著 2020, 改訂にあたって.
  34. ^ 梶田 2013.
  35. ^ 梶田秀司 編著『ヒューマノイドロボット 第2版』オーム社、2020年10月(第2版第1刷)、82頁、ISBN 978-4-274-22602-1
  36. ^ 逆運動学のアルゴリズム - MATLAB&simulink”. ドキュメンテーション. The MathWorks. 2021年9月25日(UTC)閲覧。
  37. ^ 細田耕『実践ロボット制御 ― 基礎から動力学まで ―』(株)アールティ協力、オーム社、2019年11月(第1版第1刷)、103頁、ISBN 978-4-274-22430-0
  38. ^ 舛屋賢「書評 ヒューマノイドロボット(改訂2版)」『日本ロボット学会誌』第39巻第7号、2021年9月、637頁。
  39. ^ 空間量子化ダイナミクスとリーマン計量に基づくロボットの実時間軌道生成”. KAKEN. 国立情報学研究所. 2021年5月9日(UTC)閲覧。
  40. ^ a b 梶田 2008.
  41. ^ 梶田ほか 2004.
  42. ^ 原田ほか 2005.
  43. ^ 梶田ほか 2016.
  44. ^ 森澤ほか 2016.
  45. ^ a b ロボティクスシンポジア賞”. 2018年6月20日閲覧。
  46. ^ a b 論文,日本機械学会賞〔2007年度(平成19年度)審査経過報告〕」、『日本機械学会誌』第111巻第1074号、2008年5月5日、377頁。


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