計測自動制御学会とは? わかりやすく解説

計測自動制御学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 00:45 UTC 版)

公益社団法人計測自動制御学会(けいそくじどうせいぎょがっかい、英語: The Society of Instrument and Control Engineers)は、計測制御の理論と応用を対象とした日本学術団体(学会)。学会の略称SICE[注 2]日本計測学会自動制御研究会が合併して1961年に設立された(翌1962年から開始)[2]。計測、制御、システム情報システムインテグレーション、産業応用、ライフエンジニアリングの6部門を置き[6]、支部活動も行う[7]。計測制御エンジニア資格制度も実施していた[8]。かつては東京都文京区本郷1-35-28-303に自前の事務所を持っていたが、2016年に売却し、事務局は東京都千代田区神田小川町1-11-9 金子ビル4階に移転した[2]


注釈

  1. ^ a b 会員数の4,835名は、正会員 4,304名、名誉会員 35名、学生会員 368名、永年会員 128名の合計[5]
  2. ^ 「SICE」はサイスと読む[1]
  3. ^ 会員総数の 6,170名は、名誉会員 38名、正会員 5,653名、学生会員 479名の合計[16]
  4. ^ 2011年に、日本学術会議国際計測連合英語版(IMEKO)の組織構成員(NMO)になったことがある[29]。しかし2021年現在、同会議の「加入国際学術団体」リストにIMEKOは掲載されていない[30]
  5. ^ 面接試験の時間は、文献には15分[44]と20分[42]の場合が見受けられる。
  6. ^ 2018年12月28日の時点で「計測制御エンジニア会」会長は江木紀彦[48]
  7. ^ 日本電気計測器工業会(JEMIMA)の計測会館は、2008年5月7日に東京都中央区日本橋蛎殻町2-15-12に移転している[50][51]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 斎藤保孝「SICE 30年と事務局」『計測と制御』第31巻第1号、1992年、42-43頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 沿革・組織”. 学会のご案内. 計測自動制御学会. 2019年11月10日閲覧。
  3. ^ a b c 歴代会長、副会長”. 学会のご案内. 計測自動制御学会. 2021年7月24日(UTC)閲覧。
  4. ^ a b c d 井端一雅 (2016年10月21日). “SICE事務所移転報告”. 計測自動制御学会. 2020年6月21日閲覧。
  5. ^ a b c I. 計測自動制御学会の概要」『公益社団法人計測自動制御学会 2019年度(平成31年度)事業報告書 公益社団法人第9期通算第58期2019年(平成31年/令和元年)1月1日~12月31日 2020年( 令和2年)2月』、2020年、1頁(PDFで3頁)、2020年6月21日閲覧。
  6. ^ a b c 部門活動”. 部門・支部. 計測自動制御学会. 2019年11月10日閲覧。
  7. ^ 支部活動”. 部門・支部. 計測自動制御学会. 2019年11月10日閲覧。
  8. ^ SICE 計測制御エンジニア”. 計測自動制御学会. 2019年11月10日閲覧。
  9. ^ 高橋安人自動制御と共に50年」『計測と制御』第33巻第11号、1994年、 968-971頁。
  10. ^ a b 藤崎泰正「SICE Annual Conference 2018 開催報告」『横幹』第13巻第1号、2019年、61-62頁。
  11. ^ 井上浩、曽根秀昭「SICE Annual Conference 2012 (SICE2012)」『計測と制御』第52巻第1号、2013年、81-82頁。
  12. ^ 計測自動制御学会年表”. 計測自動制御学会. (2018年3月20日) 2019年12月12日閲覧。
  13. ^ 小野晃「『会長就任にあたって』―学会の価値実現を目指して―」『計測と制御』第59巻第4号、2020年、239頁。
  14. ^ ホーム |公益社団法人 計測自動制御学会”. 計測自動制御学会. (2020年5月12日) 2020年5月22日閲覧。
  15. ^ a b c d 飯塚幸三、茅陽一、北森俊行、久保敦、示村悦二郎、須田信英、砂原善文、寺尾満、野坂康雄、松代正三、村瀬禎男、加藤一郎これからのSICE」『計測と制御』第21巻第1号、1982年、8-15頁。
  16. ^ a b 会員数の推移」『公益社団法人計測自動制御学会 第2回 定時社員総会資料(1) 【議案3】2011年度(平成23年度)事業報告(案)・決算書(案)(公社第1期 通算第50期)』、2012年、4頁(PDFで5頁)
  17. ^ a b 学会賞・各種授賞”. 学会のご案内. 計測自動制御学会. 2019年11月10日閲覧。
  18. ^ 2019年度 計測自動制御学会「技術賞」および「新製品開発賞」を受賞”. ニュースリリース. アズビル (2019年10月3日) 2019年11月10日閲覧。
  19. ^ 計測自動制御学会(SICE)の学会賞「国際標準化賞・功績賞」を受賞”. プレスリリース 研究開発. 横河電機 (2019年9月13日) 2019年11月10日閲覧。
  20. ^ a b 福岡豊「《第9回》ライフエンジニアリング事始」『計測と制御』第56巻第9号、2017年、705-708頁。
  21. ^ 菅佑樹「RTミドルウエアと普及活動の紹介」『日本ロボット学会誌』第30巻第9号、853-856頁。
  22. ^ 中内靖SICEと私《第11回》SICEとともに歩んだ25年間」、『計測と制御』第56巻第11号、2017年、888-889頁。
  23. ^ 中内靖棚そのものをロボット化した品出し・廃棄処理 筑波大学HRI-Labチームによるアプローチ」、『計測と制御』第57巻第12号、2018年、900-901頁。
  24. ^ a b 高松淳「第15回ロボティクス・シンポジア」『日本ロボット学会誌』第28巻第7号、2010年、913頁。
  25. ^ a b 中村太郎、和田正義、ほか「巻頭言:特集号「第19回ロボティクスシンポジア特集号」について」『計測自動制御学会論文集』第51巻第5号、2015年、281頁。
  26. ^ a b 長谷川忠大「「ロボティクス研究の最前線」(第23回ロボティクスシンポジア特集号)発刊にあたって」『日本機械学会論文集』第84巻第864号、2018年、18-pre03頁。
  27. ^ 梅田和昇「「ロボティクス研究の最前線」(第20回ロボティクスシンポジア特集号)発刊にあたって」『日本機械学会論文集』第82巻第834号、2016年、16-pre01頁。
  28. ^ 小野敏郎「国際計測連合での新たな課題」『学術の動向』第2巻第6号、1997年、78-79頁。
  29. ^ 飯塚幸三今 IMEKO世界大会に出席して」『計量史通信』第70号、2013年1月25日、16頁。
  30. ^ 日本学術会議 加入国際学術団体に関する調査票”. 日本学術会議. 2021年7月24日(UTC)閲覧。
  31. ^ a b 山崎敬則「国際計測連合第3,第5,第22技術委員会国際会議」『精密工学会誌』第77巻第4号、2011年、438頁。
  32. ^ 今井秀孝「IMEKO-XV:日本で初めての世界大会」『計測と制御』第39巻第4号、2000年、301-304頁。
  33. ^ 飯塚幸三国際計測連合(IMEKO)第23回世界大会誘致成功を祝う」『計量史通信』第78号、2017年2月28日、7頁、2019年5月18日閲覧。
  34. ^ 本多敏「巻頭言 中期事業計画を推進する基礎体力の充実と強化」『計測と制御』第55巻第1号、2016年、1頁。
  35. ^ a b c 藤井澄二自動制御連合講演会とわが国の自動制御」『日本機械学会誌』第80巻第708号、1977年、1115-1117頁。
  36. ^ a b c 大島康次郎「自動制御の国際会議」『日本機械学会誌』第77巻第665号、1974年、428-432頁。
  37. ^ a b c d 水野毅、井村順一「自動制御連合講演会の歩みと役割」『計測と制御』第57巻第2号、2018年、114-118頁。
  38. ^ 第58回自動制御連合講演会」『システム/制御/情報』第59巻第10号、2015年、App1頁。
  39. ^ 金子修「第60回自動制御連合講演会」『計測と制御』第57巻第3号、2018年、196-197頁。
  40. ^ 江木紀彦「計測制御エンジニアへの期待」『計測と制御』第46巻第5号、2007年、337頁。
  41. ^ a b c 青島伸治、江木紀彦、香川利春、中村賢二、新誠一、森芳立「SICE計測制御エンジニアへの新しい船出」『計測と制御』第43巻第3号、2004年、258-268頁。
  42. ^ a b 大岡昌博「中部支部だより「計測制御エンジニア認定試験」」『計測と制御』第53巻第4号、2014年、378頁。
  43. ^ 2019年度 計測制御エンジニア資格審査応募要領 ~全国会場で全資格の受験が可能です~”. 会告. 計測自動制御学会. 2020年1月14日閲覧。
  44. ^ a b c 藤原颯馬「計測制御エンジニアから繋がった就職活動」『計測と制御』第58巻第11号、2019年、878頁。
  45. ^ 佐藤和也「新時代のSICEにおける人材共創と教育認定」『計測と制御』第60巻第7号、2021年、478-480頁。
  46. ^ SICE計測制御エンジニア”. 計測自動制御学会. 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月25日(UTC)閲覧。
  47. ^ a b 淵昌彦「計測制御エンジニア会主催 「2013年計測制御エンジニア講座」開催報告」『計測と制御』第53巻第7号、2014年、643頁。
  48. ^ a b c d 淵昌彦「計測制御エンジニア会主催 「2018年計測制御エンジニア講座」開催報告」『計測と制御』第58巻第3号、2019年、219頁。
  49. ^ 磯部孝「学界だより IFAC東京シンポジウム「制御系設計のためのシステム工学」」『計測と制御』第4巻第5号、1965年、352-353頁。
  50. ^ 計測会館完成”. 展示会とMICE. (2008年6月19日) 2020年6月21日閲覧。
  51. ^ JEMIMA、東京・日本橋に計測会館を完成”. 日刊工業新聞. (2008年4月17日) 2020年6月21日閲覧。
  52. ^ a b 友田三八二「計測自動制御学会功績賞を受償して ― SICEの揺籃期と21世紀への期待 ―」『計測と制御』第38巻第10号、1999年、665-666頁。
  53. ^ 琴平アネックス(虎ノ門、霞ヶ関)の賃貸オフィス”. office. 2020年6月21日閲覧。
  54. ^ a b c 前田章 (2016年9月1日).“本会所有事務所の売却と移転のお知らせ”. 計測自動制御学会. 2020年6月21日閲覧。
  55. ^ 特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合”. 横断型基幹科学技術研究団体連合. 2020年6月21日閲覧。


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