桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵の意味・解説 

桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵

主名称: 桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵
指定番号 1900
枝番 02
指定年月日 1984.06.06(昭和59.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 3口
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文:  北条氏綱が綱広、綱家、康国三人命じて打たせ太刀に拵を付けて天文七年一五三八鎌倉鶴岡八幡宮奉納したのである
 太刀三口共に長寸で、鎬造身幅広く反りの高い姿をし、鍛え板目肌、刄文は互の目に飛焼盛んに交じえて皆焼ひたつらとなって室町時代相州物作風をよく示している。銘文各々に「奉納八幡宮御宝殿北條左京大夫平氏綱、天文七〈戌/戊〉年八月二日所願成就皆令満足」、及び作者銘がある。
 糸巻太刀拵三口太刀の拵で、鐔の形を異にするほかは同様に造られている。金具赤銅地に唐草文毛彫し、鐔は形を異にしているが形に属するものである目貫桐紋三双赤銅容彫色絵とする。柄は赤地銀襴包み紺糸巻とする。鞘は潤【うるみ】朱塗表裏各々三羽鳳凰と十個の桐紋針書技法を交じえた平蒔絵配している。室町時代太刀様式を知る上で重要な資料であり、また制作年代のわかる蒔絵資料としても意義がある。
 三口まとまって当初太刀拵の付いたまま伝えられ、しかも奉納者、奉納時期のわかる遺品として貴重である。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵」の関連用語

桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS