桂信子とは?

Weblio 辞書 > 人名 > 現代俳句人名事典 > 桂信子の意味・解説 

桂信子

桂信子の俳句

城趾に鎖を重らし九月逝く
堀割に映る梅雨の灯逢はず辞す
塗り膳を土蔵より出す朝の霜
塗椀の重くて母の木の芽和ヘ
塗膳を曇らす峡の杉花粉
墨すつてひととへだたる十三夜
墨を磨り終えて真向う冬の山
墨を磨る心しづかに冬に入る
壁うつす鏡に風邪の身を入るる
壁鏡冬木が遠く身震ひする
声とほく水のくもれる杜若
売る菓子の乾く花見の裏通り
壷の口ひろきを移る秋の翳
壺の蜜ゆるみはじめる揚羽蝶
壺暗く烏啼く日の春の雲
夏うぐひす総身風にまかせゐて
夏山のうしろより入る伯耆かな
夏点前水中鯉のひげ動く
夏草の丈に夫婦の息沈む
夏草の根元透きつつ入日かな
夏蜜柑ざつくり剥きて旅たのし
夏足袋のひとり過ぎける地行燈
夏逝くやガラスの奥のわからぬ絵
夏雲や夢なき女よこたはる
夕ざくらどの家の皿も雫垂り
夕ざくら見上ぐる顔も昏れにけり
夕映えの一村囲む桑若葉
夕暮の橋が短かく青山椒
夕浅間向日葵は黄を強く放つ
夕蟬や松の雫のいまも垂り
夕雲のかたち変へつつ青あらし
外套のなかの生ま身が水をのむ
多佳子忌の高階に泛くエレベーター
夜々の灯を重ねていつか秋簾
夜の刃物うつむき祭囃子過ぐ
夜の新樹こころはげしきものに耐ふ
夜の新樹すこしの酒に胸さわぐ
夜の町は紺しぼりつつ牡丹雪
夜の秋湯舟にのこるひとりかな
夜の秋鼠てのひらかざしけり
夜の雷身辺に師の封書おく
夜よりも昼のはかなき梅雨の寡婦
夜空より大きな灰や年の市
大き掌に枯野来し手をつつまるる
大寒のここはなんにも置かぬ部屋
大寒の屋根の歪みや昼の酒
大寒の木々にうごかぬ月日あり
大寒の河みなぎりて光りけり
大寒の鏡影のみよぎりたり
大寒や家のまはりの溝澄みて
 

桂信子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/10 07:13 UTC 版)

桂 信子(かつら のぶこ、1914年11月1日 - 2004年12月16日)は、大阪市出身の俳人日野草城に師事。「旗艦」「青玄」などを経て「草苑」を創刊・主宰。本名は丹羽信子(にわのぶこ)[1]


  1. ^ 本名の「丹羽」は実家の姓。婚家の「桂」から戻したものである。
  2. ^ 『現代の俳人101』 143頁
  3. ^ 鎌倉佐弓 「桂信子」『現代俳句ハンドブック』 27頁
  4. ^ 正木ゆう子 「桂信子」『現代俳句大事典』 141-143頁。


「桂信子」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「桂信子」の関連用語

桂信子のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



桂信子のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの桂信子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2019 Weblio RSS