格助詞・副助詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 08:11 UTC 版)
主格の格助詞には、西部・南部で「の」が用いられる。ただし、主語を強調するのに「が」が用いられることがあり、また人物を主語にする場合は「の」には敬意を込め、「が」には謙遜・卑下の意味を込めて使い分けられることもある。東部では共通語と同じ「が」を使う。
※この「格助詞・副助詞」の解説は、「筑前方言」の解説の一部です。
「格助詞・副助詞」を含む「筑前方言」の記事については、「筑前方言」の概要を参照ください。
格助詞・副助詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 03:47 UTC 版)
主格の格助詞には「の」と「が」が用いられるが、「の」の方が一般的である。「の」は「ん」に変化することが多い。準体助詞に、佐賀地区では「と」を用い、唐津地区や田代地区では「つ」を用いる(例)おいがと(俺のもの)。また対格(「を」に相当)には「ば」が用いられる。方向を表すのに、「さん」「さい」「さみゃー」などが広く用いられるほか、「に」も用いられるが、「に」は子音が脱落して「い」になり、さらに前の語と融合する(例)「はかちゃー」(←博多い←博多に)、「学校さん行く」(学校へ行く)。また行為の目標を示すのに、「ぎゃー」を用いる(例)「あそびぎゃーいく」(遊びに行く)。「と」に当たる引用を表す助詞には、「て」や「ち」を用いる。係助詞「は」は、「かわー」(川は)、「あみゃー」(雨は)のように前の語と融合し、前の語が撥音で終わる場合は「ほんな」(本は)のように「な」になる。また、限定・強調を表す「ばし」がある。
※この「格助詞・副助詞」の解説は、「佐賀弁」の解説の一部です。
「格助詞・副助詞」を含む「佐賀弁」の記事については、「佐賀弁」の概要を参照ください。
格助詞・副助詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 06:15 UTC 版)
格助詞のうち、主格に「が」、対格に「を」を用いるのは共通語と同じで、それぞれ「の」「ば」を用いる筑前(東部除く)以西・以南の肥筑方言と対照をなす。準体助詞も、肥筑方言のような「と」ではなく、「の・ん・のん」を用いるほか、豊前北部には山口弁と共通する「そ・す」もある。ただ筑前に接する地域には文末詞「と」もあり、北九州市の門司・小倉では問いかけのみに「と」を用いる。
※この「格助詞・副助詞」の解説は、「福岡県豊前方言」の解説の一部です。
「格助詞・副助詞」を含む「福岡県豊前方言」の記事については、「福岡県豊前方言」の概要を参照ください。
- 格助詞・副助詞のページへのリンク