松本の湖【マツモトノウミ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第5747号 |
登録年月日 | 1997年 10月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 松本の湖 よみ:マツモトノウミ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 10月 10日 | |
品種登録者の名称 | 小井戸輝雄 | |
品種登録者の住所 | 長野県松本市元町1丁目1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小井戸輝雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の育成系統に「銀河」を交配して,選抜,育成されたものであり,花は黄白色の中輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は淡緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は50~74mm,葉幅は25~49mm,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面及び裏面の色は緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は殆ど無である。つぼみの形は平,花の大きさは90~109mm,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10未満,分布は集中,全長は6.0~6.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHSカラーチャート2901),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは20~29mm,総ほう部から花頂部までの高さは40~49mm,花首の長さは30~39mm,季咲きの開花期は夏で,育成地(長野県松本市)における自然開花期は8月下旬である。 「松本の心」と比較して,葉の基部の形が平であること,たく葉が殆ど無いこと,花弁の幅が狭いこと等で,「南風の初雪」と比較して,葉幅が狭いこと,葉の基部の形が平であること,花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(長野県松本市)において,平成2年に出願者所有の育成系統に「銀河」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「松伯」であった。 |
- 松本の湖のページへのリンク