松本の丘【マツモトノオカ】(草花類)
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登録番号 | 第6335号 |
登録年月日 | 1998年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 松本の丘 よみ:マツモトノオカ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 小井戸輝雄 | |
品種登録者の住所 | 長野県松本市元町1丁目1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小井戸輝雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「松本黄金」に出願者所有の育成系統の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は鮮黄色のやや小輪で,一輪仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は淡褐,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19㎜である。葉身長は75~99㎜,葉幅は50~74㎜,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は高,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは70~89㎜,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中,全長は7.0~7.9㎜である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは40~49㎜,幅は 15.0~19.9㎜,外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507),裏面の色は明黄(同2506),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ,総ほう部から花頂部までの高さ及び花首の長さは30~39㎜,季咲きの開花期は夏で,育成地(長野県松本市)における自然開花期は7月下旬である。 「松本黄金」と比較して,茎の色が淡褐であること,花弁の形が舟底弁のみであること,花弁の幅が広いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者のほ場(長野県松本市)において,「松本黄金」に出願者所有の育成系統の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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