松尾派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:43 UTC 版)
松尾 安三(まつお やすぞう) 元廣島連合二代目総長。松尾永一の孫。坊主頭に肥満体で、一見して人当たりのいい陽気な人物だが、卑劣・残虐な顔を裏に隠している。 1979年、虎鮫金次郎と真塚拓郎、廣島連合初代総長の村越宏明と恋人あやを殺害し、少年院に収監された後繰り上がりで刑務所に収監された。出所後の1984年10月、祖父の手引きで鎖国島に入り、先立って島を支配していた内田と榊原に代わって島の支配者となったが、殺し合いが日常的に行われ、弔われないままの無数の屍が死体置き場に放置される島の生活に恐怖。同年の鬼祭りでの脱走を巡る殺し合いを目の当たりにして、島を出たら更生すると永一に懇願して島を離れ、ひとり本土へと戻っていった。 本土に戻った後はヤクザとして名を馳せたが、1990年、廣島連合三代目総長・山方と四代目総長・五島に村越の復讐として殺害された。不良になったきっかけは、中学生時代に自分をいじめていた金田勝一の兄・みつおに反撃し叩きのめしたことだった。『BADBOYS』『BADBOYS グレアー』にも主に回想シーンに登場する。 内田 光(うちだ ひかる)、榊原 忠(さかきばら ただし) 元廣島連合メンバー。松尾安三の舎弟。中学生の時に安三に反抗した友人を殺害し、以来松尾専属の「殺し屋」として働いていた。 島の有力者が保護者との面会で留守にしている1984年正月に、安三が島を支配するための地ならしとして永一の手で鎖国島へ送りこまれた。圧倒的な戦闘力で雛石兄弟不在の西側を乗っ取って東側へ侵攻し、東側の古参幹部全員を捕虜にして瞬く間に島を支配。同年の鬼祭りでは運営側のヤクザと共に脱出者の鎮圧に当たり、暴走するギッチョと金田に危うく殺されかけた。脱出騒動が終わった後は二人で島に残り、島の生活に馴染んで誰と争うこともなく平和を満喫している。『BADBOYS グレアー』にも回想シーンに登場する。
※この「松尾派」の解説は、「女神の鬼」の解説の一部です。
「松尾派」を含む「女神の鬼」の記事については、「女神の鬼」の概要を参照ください。
- 松尾派のページへのリンク