東日本大震災犠牲者の火葬受け入れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 04:01 UTC 版)
「瑞江葬儀所」の記事における「東日本大震災犠牲者の火葬受け入れ」の解説
2011年、東京都は東日本大地震の被災各自治体からの要望を受け、現地で対応できなかった犠牲者約500体を受け入れ、瑞江葬儀所を使用して火葬を行うことを決定した。同年3月、東京仏教連合会を中心に全日本仏教会、江戸川仏教会が、身元不明などの理由で現地で供養が出来ていない事を踏まえ、火葬に際し供養の申し入れを行い、東京都建設局公園緑地部と話し合いがもたれた。しかし東京都側はは宗教者の所内立ち入りと読経を拒否。同年4月1日から4日間、東京都が正門前に献花台を設置し、その付近に限り仏教会等関係者の責任においての読経献香を許可した。その後の交渉で、正門を入って敷地内左手の芝生脇に祭壇を設置することが認められた。慰霊については、東京仏教連合会の呼び掛けに応じて、神道、キリスト教他各宗教団体が参加した。その後、犠牲者の受け入れ期間延長に伴い、4月4日から7日、4月14日までの期間延長が許可された。東京都の対応については、やはり被災地での犠牲者への宗教者の関与を拒んだ各自治体の対応とも合わせて、政教分離への過剰反応との指摘も出ている。
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