東京百貨店デパ地下内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:25 UTC 版)
「和菓子のアン」の記事における「東京百貨店デパ地下内」の解説
楠田(くすだ) 酒売り場担当の東京百貨店社員。他の従業員からは「デパ地下の生き字引」と呼ばれ、東京百貨店の勤務はフロア長よりも長い経歴だと言われている。梅本とは椿の紹介を経て、中二階にある社員食堂での長年崩すことのなかった行動が休憩中に訪れた梅本と一致し相席した事で梅本と個人的な対話の機会を得る。業務終了後、格安に負けてもらった弁当を夜な夜なグループホーム(コミカライズ版は、グループホーム/デイサービス「みどりの家」)に届けていた。クリスマスには応対に出た1人が、楠田の亡き母親への供えを行ったことを告げた後、自らも加わった。 桂沢(かつらざわ) 洋菓子店「金の林檎」派遣社員。「金の林檎」の制服がよく似合う容姿。梅本とは東京百貨店閉店後のロッカーで知り合う。洋菓子の魅力を語った後の梅本の問いに表情を強張らせ口を閉ざす。後に梅本から話を聞いた椿に促され、店の不祥事に耐えられなくなり椿に相談を持ちかける。不祥事発覚後「金の林檎」閉店と共に退社した。自ら辞めたのか、辞めさせられたのかは不明。 柏木(かしわぎ) 『空の春告鳥』で梅本が金沢に関する催事場で会った販売員。製菓学校を卒業したが高卒の梅本と同じく働く意義を理解できないでいた。和菓子職人、販売員を経て「K」のパティシエになる。本人は職を転々としている自身を「アヒル」と評している。百貨店従業員の先人であり、仕事に慣れてきて働く意義を探し当てている梅本とは気が合い、頼りにしている。外見上気が弱く見えるが梅本には食事に誘う等、積極的な行動に出る。 柘植(つげ) 洋菓子店「K」店長。柏木には、よく声をかけている。「K」が開店の際に東京百貨店開店前の朝礼で「K」の紹介をした。 フロア長(フロアちょう) デパ地下フロアの責任者。「みつ屋」に採用が決まった梅本に東京百貨店の名札を渡した。椿からの業務連絡は背を向けて応対している。饅頭数個を一気に平らげる胃と、これだと思うものしか生菓子を認めない意志を持つ。『アンと青春』では「八尾フルーツ」のジュースを巡って女児と過保護の母親が起こした騒動について、呼び出した梅本と「八尾フルーツ」店員に事細かく尋ねて責任の所在を探る等、責任者としての判断力を見せた。
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