来歴・背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 06:06 UTC 版)
「ウィズイン・テンプテーション」の記事における「来歴・背景」の解説
1996年夏、オランダのヘヴィメタル・バンド、ザ・サークル(後にヴォヤージュに改名)のギター&ボーカリスト、ローベルト・ヴェスターホルトと、同バンドにゲスト参加経験のある女性シンガー、シャロン・デン・アデルが中心になって結成された。メンバーは昔からの親友同士で、シャロンはヴェスターホルトのガールフレンドでもあった。 1997年、デモ・テープの段階から話題となり、母国オランダのDSFAレコードからデビュー・アルバム『エンター』をリリース。欧州ツアーを行い「ダイナモ・フェス」などのビッグイベントに出演するなど、人気と知名度を上げる。 1998年には、EP『The Dance』をリリースしたものの、その後メンバーは学業や就職の影響で活動が滞るようになる。シャロンはファッション会社に勤務し、ローベルトはインターネット会社に務めるなど兼業していた。しかしバンドの人気が加熱し、音楽活動に専念するためそれぞれ退職。翌年から、次回作の創作に没頭する。 2000年12月、セカンド・アルバム『Mother Earth』を発表。オランダのアルバムチャートで3ヶ月以上ランクインし、母国とドイツ、ベルギーでプラチナム・ディスクを獲得するなど、前作を上回る評価を受ける。 2004年11月、ドイツのGUN レコード傘下のスーパーソニック・レコードからサード・アルバム『ザ・サイレント・フォース』をリリースする。シングルカットされた「Stand My Ground」のヒットとともに前作以上にブレイクし、アルバムはオランダでチャート1位を獲得。再びプラチナム・ディスクを獲得するとともに、7か国でゴールドディスク認定されるなど欧州の権威ある音楽賞各賞を受賞し、これを機に英国、豪州、日本でもリリースされるようになる。これらが評価され、母国で「DUTCH MUSIC AWARD」(オランダの音楽輸出に多大なる功績を残したことを讃える賞)を受賞する。その後、ロードランナー・レコードに移籍し、2007年にアルバム『ザ・ハート・オヴ・エヴリシング』をリリース。 2011年、バンド初のコンセプトアルバム『ジ・アンフォーギヴィング』をリリース。スティーヴン・オコーネル原作、ロマノ・モレナーが作画を担当した同タイトルのアメリカン・コミックスとタイアップした。その後、BMGに移籍。 2014年、元ナイトウィッシュのターヤ・トゥルネンや、元キルスウィッチ・エンゲイジのハワード・ジョーンズなどがゲスト参加した意欲作『ハイドラ』をリリース。ギター3人編成で初のアルバムとなった。 2019年、4年半ぶりのアルバム『レジスト』をリリース。
※この「来歴・背景」の解説は、「ウィズイン・テンプテーション」の解説の一部です。
「来歴・背景」を含む「ウィズイン・テンプテーション」の記事については、「ウィズイン・テンプテーション」の概要を参照ください。
- 来歴・背景のページへのリンク