デモ・テープとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > テープ > デモ・テープの意味・解説 

デモ‐テープ【demo tape】

読み方:でもてーぷ

演奏者が、レコード制作演奏会などの資料用として作成するテープ


デモ・テープ[demo tape]

(1)作曲者新曲レコーディング前に関係者曲の概要知ってもらうために簡単に作った曲(の録音されテープ)のこと。(2)アマチュア・ミュージシャンが、コンテスト売り込みのために作った曲を録音したテープ

デモテープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 23:14 UTC 版)

デモテープとは、制作途上の音源を収録したメディアのこと。作曲者演奏家が自身の音楽的な能力を他者に評価してもらうために作成された曲(デモ音源)のことを指すことが多い。

デモデモンストレーションの略[1]。かつては録音媒体にカセットテープオープンリール等のテープ類が使われたため「デモテープ」との名称が付いたが、要はサンプル音源が録音できれば媒体は何でもいいため、CD-RMDメモリーカードUSBメモリーなどが使われることも多い。

概要

デモテープはコンテストへの出品の為に生演奏をそのまま録音したものから、自主制作音源(CDソノシートなど)のプレス直前の素材まで、デモテープと呼ばれる範囲は非常に広い[2]

契約を結んでいない歌手や演奏家や作曲家は自分たちの音楽能力を知ってもらい契約を結ぶために、音楽業界関係者にデモテープを持ち込む。作曲家は音楽製作者に曲の概要を知ってもらうためにデモテープを作成する。専業作曲家が作成するデモテープは楽器でコード進行を奏でながらメロディーは歌ったり楽器で奏でたりすることが多い。最終的に歌唱を予定している場合はデモテープの段階では正式な歌詞がつけられていないことがほとんどのため、口でメロディーを歌うデモテープの場合は適当な言葉をあてがうことが多く、この状態のものを「仮歌」と呼び、仮歌を専門に歌う「仮歌シンガー」と呼ばれる歌手もいる[3]

作曲家のデモテープから、編曲家がアレンジを膨らませていって、曲の全体像を完成させていく。ごく稀ではあるが、作曲家の当初のデモテープのほぼそのままの状態が最終アレンジとして決定され、曲がリリースがされることがある。

有名アーティストの未発表曲が録音されたデモテープともなるとマニアの間で高値で取引される。具体的な価格は「そのデモテープが何本現存しているかで変わる」ことが多いとのことで、一例としてDREAMS COME TRUEのメジャーデビュー前のデモテープ(100本制作された)に対して、『うたばん』(TBS)で前野重雄が「10万円から1000万円」という値をつけたことがある(現存数が1本なら1000万円だが、100本フルに残っていれば10万円とのこと)[4]

関連項目

脚注

  1. ^ wikt:デモ
  2. ^ 安斎直宗『新デモ・テープ制作ハンドブック』リットーミュージック、1999年、p3
  3. ^ 仮歌シンガー - コトバンク
  4. ^ 『うたばん』2004年11月11日放送分

「デモテープ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



デモ・テープと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デモ・テープ」の関連用語

デモ・テープのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デモ・テープのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2024 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデモテープ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS