本線 電鉄富山駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:20 UTC 版)
富山地方鉄道本線の電鉄富山駅は、あいの風とやま鉄道・JRの富山駅の正面口前広場に面している。のりかえ標準時分は15分である。 駅名は富山電気鉄道時代の駅名をそのまま引き継いでいるため「電鉄」を冠する。駅番号はT01。頭端式ホーム3面4線を有する地上駅で、改札口はあいの風とやま鉄道・JR側の1つだけであるが、出入口はあいの風とやま鉄道・JR向けの西側のほか、地鉄ビル駐車場向けの東側にもある。終日駅員が配置されているが、駅員による乗車券発売時間は7時から20時までに限られる。 かつては、JR富山駅1番のりばから富山地方鉄道本線へ交直デッドセクション付きの連絡線が存在し、国鉄時代の1970年代から1980年代にかけては475系電車を使った急行「立山」やキハ58系気動車を使った急行「うなづき」「むろどう」(いずれも線内は特急扱い)、名鉄車両のディーゼル特急「北アルプス」が、1990年代には「スーパー雷鳥立山」「サンダーバード宇奈月」などの列車名で、いずれも臨時列車扱いでJRからの特急の付属編成が直通した。 電鉄富山駅においてこれら乗り入れ列車に乗降する際は、同駅の改札内から富山駅1番のりばに通じる連絡通路を通り、富山駅1番のりばを利用することができた。1999年(平成11年)11月を最後に旅客列車の乗り入れ列車は終了し、その後は検測車がJRより不定期で入線する程度となり、連絡通路も閉鎖された。現在では新幹線工事の影響によって連絡線も廃止されている。
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