本物のデイトナ・スパイダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:06 UTC 版)
「マイアミ・バイスのフェラーリ」の記事における「本物のデイトナ・スパイダー」の解説
ドラマでは本物の365GTS/4が2回登場している。ちなみに「デイトナ」という呼び名は1967年のデイトナ24時間レースで優勝した際にマスコミが広めたもので、フェラーリが公式に「デイトナ」と呼んだことは一度もない。 黒のデイトナ シーズン1・第1話(パイロット)「血闘サブマシンガン!巨大組織を叩きつぶせ!」では黒の365GTS/4が映る。 この車はフロリダ州に住むDr.シャーマンから借りたもので、運転はTIDEフェラーリレーシングチームのプロドライバーに委託し走行シーンは平床トレーラーに載せて撮影するなど注意深く行なったのだが、撮影中にボディに傷を付けてしまった。修理費は千ドル程度の軽微なものだったが使用はこの1回限りとなった。結局走行シーンは使用されることはなく、路肩に停車している10秒程度のシーンのみとなった。 オーナーのロジャー・W・シャーマン(1938-2015)は、心臓血管外科医をしながら過去に空軍に在籍していた経験から趣味で小型ジェット機やヘリコプター、水上飛行機等を所有したことがあり航空機評論家としても有名な医師であった。 シャーマンがこの1972年型365GTS/4を新車で購入したときはダークグレーメタリックのボディと赤のインテリアだったが、彼の好みで黒のボディとタンのインテリアに替えられた。ドラマに出た3~4年後に俳優のジョージ・ハミルトンの手に渡り、その後間もなくオーストラリア人のコレクターへ、さらに2005年頃にドイツ人に売却された。このドイツ人オーナーにより2年をかけてレストアされ現在はオリジナルのカラーに復元されている。 黄色のデイトナ シーズン2・第14話「白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!!」で、自動車整備工場と空港のシーンで黄色の365GTS/4が映る。 現在フォートローダーデールのスワップショップに展示されている黄色の365はこの時の車と言われている。
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