末期ルネサンスから初期バロックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 末期ルネサンスから初期バロックの意味・解説 

末期ルネサンスから初期バロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 14:36 UTC 版)

リュート」の記事における「末期ルネサンスから初期バロック」の解説

ルネサンス末期に、フィレンツェメディチ家宮廷カメラータいわゆるモノディ様式誕生しそれまで違ったいわゆる第二作法」が広まるにつれて伴奏楽器としてリュート対す要請変化から新たなタイプリュートつくられるようになったフィレンツェカメラータでは、古代ギリシアの音楽復興をその目的として活動していたが、古代ギリシアリラ(lyre)に相当する楽器としてキタローネテオルボ)がつくられた。これはバスリュートのような大きなボディーリュートネック長い竿状の拡張ネックとりつけ、そこに長い弦を付加したもので、バスリュートよりも低く強い低音実現させている。このような超低音モノディ劇的な感情表現表出効果的であったキタローネテオルボ)は通常14コースあって、すべてのコースは単弦で張られる低音拡張弦には指板がなく、つねに開放弦用いられた。 同時期に拡張弦を持つ似たような楽器としてアーチリュートやリュート・アティオルバートがつくられている。テオルボアーチリュートにはさまざまな大きさオリジナル楽器があるため、これらの種類楽器標準存在していなかったと思われテオルボアーチリュート楽器として区別はしばし曖昧であり、これらは単に調弦違い理解するともできる後期ルネサンス以降リュート和音演奏できる楽器であり、テオルボアーチリュート低音演奏できる楽器でもあったため、その後バロック期にはあらゆる場面でチェンバロとともに通奏低音楽器として用いられた。

※この「末期ルネサンスから初期バロック」の解説は、「リュート」の解説の一部です。
「末期ルネサンスから初期バロック」を含む「リュート」の記事については、「リュート」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「末期ルネサンスから初期バロック」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「末期ルネサンスから初期バロック」の関連用語

末期ルネサンスから初期バロックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



末期ルネサンスから初期バロックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのリュート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS