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木村勉 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 23:28 UTC 版)

木村 勉
きむら べん
内閣府大臣政務官就任に際し公表された公式肖像写真
生年月日 (1939-08-15) 1939年8月15日(84歳)
出生地 東京府東京市城東区亀戸町(現・東京都江東区亀戸
出身校 慶應義塾大学商学部商学科
所属政党 自由民主党→)
新自由クラブ→)
自由民主党(山崎派
称号 旭日重光章
商学士
子女 長女・木村弥生 (元江東区長、元衆議院議員)
次女・高橋恵海 (元江東区議会議員)

選挙区 東京15区
当選回数 3回
在任期間 1999年4月11日 - 2000年6月2日
2003年11月9日 - 2009年7月21日

選挙区 江東区選挙区
当選回数 6回
在任期間 1977年 - 1999年

選挙区 江東区選挙区
当選回数 2回
在任期間 1971年 - 1977年
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木村 勉(きむら べん、1939年昭和14年〉8月15日 - )は、日本政治家衆議院議員(3期)、東京都議会議員(6期)、江東区議会議員(2期)を務めた。長女は元江東区長で元衆議院議員の木村弥生、次女は元江東区議会議員の高橋恵海[1]

略歴

東京府東京市城東区亀戸町(現在の東京都江東区亀戸)生まれ。東京都立両国高等学校慶應義塾大学商学部商学科卒業。慶應義塾大学在学中は弁論部に属した。

1971年江東区議会議員選挙に自由民主党公認で出馬し、初当選。当時31歳で、江東区では史上最年少の区議だった。2期目の途中で区議を辞職し、自民党も離党。1977年新自由クラブ公認で東京都議会議員選挙に出馬し、当選した。1986年の新自由クラブ解党により、自民党に復党[注 1]。東京都議会議員は3期務め、1989年には東京都監査委員、全都道府県監査委員協議会連合会長、1992年には東京都議会自由民主党政調会長、1996年には都議会自民党幹事長に就任した。

1999年3月、東京15区の衆議院議員の柿澤弘治東京都知事選挙に出馬するため辞職。同年4月11日に行われた同選挙区の補欠選挙に自民党公認で立候補し、初当選した。同月、長女の木村弥生公設秘書とする[2]

2000年第42回衆議院議員総選挙にも東京15区から自民党公認で出馬したが、無所属で出馬した柿澤に敗れ、比例復活もかなわず落選した。

2003年第43回衆議院議員総選挙では民主党東祥三、無所属の柿澤らを破り、3年ぶりに返り咲きを果たす。2004年内閣府大臣政務官に就任。

2005年第44回衆議院議員総選挙でも再び東を破り、3選。2007年安倍改造内閣内閣府副大臣に就任し、福田康夫内閣でも再任された。

2009年第45回衆議院議員総選挙に東京15区から出馬したが、民主党東祥三に敗れ、比例復活もならず落選した。

政策・主張

親族

2014年12月14日に行われた第47回衆議院議員総選挙比例北関東ブロックに長女の木村弥生が自民党公認で立候補し、初当選した[4]

2017年7月7日に行われた東京都議会議員選挙・江東区選挙区(定数4)に次女で元江東区議会議員の高橋恵海が自民党公認で立候補[1]柿沢未途の妻で現職の柿沢幸絵は都民ファーストの会の推薦を得て無所属で立候補。現職の山﨑一輝は3選し、柿沢幸絵は次点で落選し、高橋恵海は次々点で落選した。

2021年7月4日に行われた東京都議会議員選挙・江東区選挙区(定数4)に高橋恵海は再び自民党公認で立候補するも、次点で落選した。同年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙で木村弥生も落選した[5]

2023年1月12日、木村弥生は任期満了に伴う江東区長選挙に立候補する意向を表明。弥生は柿沢未途によって擁立された[6]。4月12日、現職区長の山﨑孝明が病死。同日、長男の山﨑一輝が後継として立候補する意向を表明[7]。「3家2代にわたる江東区版『三国志』」とのちに評された区長選[8]で弥生が山﨑ら3候補を破り初当選した[9]。同年11月15日、木村弥生は公選法違反の容疑で家宅捜索を受けた責任を取り、区長を辞職した[10]

2024年7月7日に行われた東京都議会議員補欠選挙(定数1)に、木村家は、高橋恵海の長男で法政大学3年生の高橋巧を擁立した[11]。山﨑一輝は自民党公認で立候補。投開票の結果、高橋も山﨑も共に落選した[12]

脚注

注釈

  1. ^ なお、自民党復党後から選挙公報やポスターに「自由民主党」の文字を大書するようになった。

出典

  1. ^ a b 【都議選】江東区。自民党公認 高橋恵海(たかはし めぐみ)氏の人柄・学歴・経歴は?”. 選挙ドットコム (2017年5月8日). 2023年10月31日閲覧。
  2. ^ 国会議員情報:木村 弥生(きむら やよい)”. 時事ドットコム. 2023年12月1日閲覧。
  3. ^ 衆議院議員選挙031109の当選者の回答”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2003年11月10日). 2020年11月10日閲覧。
  4. ^ 北関東ブロック(比例区) - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
  5. ^ 衆議院選挙2021 京都(福知山・舞鶴など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  6. ^ 柿沢未途氏側、自民党区議候補に一律20万円の提供申し出…「区長選と無関係の陣中見舞い」と主張”. 読売新聞 (2023年11月10日). 2023年11月10日閲覧。
  7. ^ “自民・山崎都議が出馬表明 江東区長選”. 東京新聞. (2023年4月13日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/243796 2023年4月13日閲覧。 
  8. ^ 井上真典、中山岳 (2023年12月16日). “柿沢・山崎・木村…3家2代にわたる江東区版「三国志」 柿沢未途氏はなぜ、父の代で敵対した木村家を支援したのか”. 東京新聞. 2024年7月6日閲覧。
  9. ^ “江東区長選挙は無所属新人の木村弥生さんが初当選 木村さんってどんな人? 江東で初の女性区長”. 東京新聞 TOKYO WEB. 中日新聞社. (2023年4月24日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/245938 2023年4月24日閲覧。 
  10. ^ 井上真典 (2023年10月26日). “江東・木村弥生区長が辞職へ”. 東京新聞. 2023年10月26日閲覧。
  11. ^ 井上真典 (2024年6月26日). “柿沢家が欠けた「三国志」の行方は… 山崎家、木村家の孫、共産、無所属が激突へ <都議補選・江東>”. 東京新聞. 2024年7月6日閲覧。
  12. ^ 江東区 | 東京都議会議員補欠選挙2024”. NHK 選挙WEB. 2024年7月8日閲覧。

関連項目

公職
先代
平沢勝栄
大村秀章
林芳正
内閣府副大臣
山本明彦
中川義雄と共同

2007 - 2008
次代
増原義剛
宮沢洋一
谷本龍哉
先代
西川公也
森元恒雄
宮腰光寛
内閣府大臣政務官
西銘順志郎
江渡聡徳と共同

2004 - 2005
次代
山谷えり子
平井卓也
後藤田正純



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