服用禁忌対象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 19:50 UTC 版)
一般に下記の症状がある女性(以下:人)が服用することは禁忌となっており、医療機関から処方もされない。 成分に過敏性素因がある人 乳がん・子宮内膜がん・子宮頸がん及びその疑いのある人 診断で病名が確定していない、性器からの異常出血のある人 血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患及びこれらの疾患にかかったことのある人 35歳以上で1日15本以上のタバコを喫煙する人 前兆のある片頭痛患者と診断されている人 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎になったことのある心臓弁膜症患者の人 糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など血管病変を伴う糖尿病患者の人 血栓性素因のある人 抗リン脂質抗体症候群患者の人 手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の人 重篤な肝障害がある人 肝腫瘍がある人 脂質代謝異常のある人 高血圧の人(軽度の高血圧の患者は除く) 耳硬化症の人 妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの症状が出たことのある人 妊娠又は妊娠している可能性のある人 授乳婦(母乳で赤ん坊を育てている最中の人) 骨成長が終了していない可能性がある人 重篤な腎障害、又は急性腎不全のある人(これが禁忌に入っているのは黄体ホルモンとしてドロスピレノンを含有する製剤のみ) また糖尿病患者や耐糖能異常の人、年齢が40歳以上の人、心疾患の患者、乳癌の家族歴又は乳房に結節のある人、血栓症の家族歴、喫煙者、肥満、心臓弁膜症患者、てんかんの患者などは、慎重な投与をすることが求められている。
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