最高裁判事として関わった訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 13:28 UTC 版)
「宮崎裕子 (法曹)」の記事における「最高裁判事として関わった訴訟」の解説
2019年7月16日、2009年10月4日に頭痛を訴えて長野県波田町(現松本市)の町立病院に救急搬送された中学1年の男子生徒が帰宅直後に死亡したのは、担当医が必要な検査を怠ったためだとして、横浜市在住の母親が病院側に損害賠償を求めた訴訟で、病院側の上告を退ける決定をし、松本市と担当医に計約3260万円の支払いを命じた二審判決が確定した。 2020年6月30日、ふるさと納税の新制度から大阪府泉佐野市(千代松大耕市長)を除外した総務省の決定は違法だとして、市が取り消しを求めた訴訟で、第三小法廷裁判長として、除外決定を違法と認めて取り消し、泉佐野市の逆転勝訴が確定した。 2020年10月13日、非正規労働者に対してボーナスを支給しないのは不当として大阪医科大学に損害賠償を求めていた訴訟で、第三小法廷裁判長として、「不合理な格差とはいえない」と判断し、二審の大阪高裁による「不合理な差別であり、違法」とした判決を変更。有給休暇についての訴え以外を退けた。 2021年6月23日、別姓を認めない民法と戸籍法の規定は男女の平等などを定めた憲法に違反するとして、別姓での婚姻届の受理を求めた夫婦別姓をめぐる事件で、夫婦同姓を義務付ける規定は憲法24条に違反するものであり、婚姻届を受理するよう命じるべきとする少数意見を出したが、裁判官の意見は11対4に割れ、合憲の決定となった。 2021年6月29日、関西青酸連続死事件で、第三小法廷の裁判長として被告人・弁護人の上告を棄却し、一審・二審の死刑判決が確定した。
※この「最高裁判事として関わった訴訟」の解説は、「宮崎裕子 (法曹)」の解説の一部です。
「最高裁判事として関わった訴訟」を含む「宮崎裕子 (法曹)」の記事については、「宮崎裕子 (法曹)」の概要を参照ください。
- 最高裁判事として関わった訴訟のページへのリンク