最初期のローマ暦とは? わかりやすく解説

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最初期のローマ暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 21:05 UTC 版)

ローマ暦」の記事における「最初期のローマ暦」の解説

紀元前753年紀元前745年説あり)、最初ローマ暦古代ローマ採用された。この暦法は、ローマ建国したとされるロームルスの名をとり、ロムルス暦と呼ばれる。この暦には29ないし31日からなる月が10置かれ現在の3月にあたる月から始まり12月終わっていた。各月の名称と日数下表のとおり。年始にあたる Martius が1番目の月であり、4番目の Junius までは神の名前をつけている。5番目から10番目にあたるQuīntīlisからDecemberまでの月名は、ラテン語の数詞5-10(quīnque, sex, septem, octō, novem, decem)に由来し、第5月から第10月意味する。月の順序月名との間にずれが生じたのは、後述紀元前153年の改暦よる。1年長さ304日で、12月30日3月1日の間に、日付のない日が約61日間続いた農耕暦だったので、畑仕事のない季節日付必要なかったとされる当時ローマ人1年長さが約365日であることを知らなかったため、日付のない日は厳密に61日間ではなく春めいてきた日に王が新年宣言するという形をとったと考えられるロムルスNo.ラテン語月名読み日数由来現在該当する月1 Martius マルティウス 31日 軍神マルスの月 3月 2 Aprīlis アプリーリス 30日 美の女神ウェヌスの月おそらく、ギリシア語アプロディーテ起源とするエトルリア語 Apru より 4月 3 Māius マーイウス 31日 豊穣の女神マイアの月 5月 4 nius ユーニウス 30日 結婚生活守護する女神ユーノーの月 6月 5 Quīntīlis クィーンティーリス 31日 quīntus(5番目の月) 7月 6 Sextīlis セクスティーリス 30日 sextus(6番目の月) 8月 7 September セプテンベル 30日 septem(7の月) 9月 8 Octōber オクトーベル 31日 octo(8の月) 10月 9 November ノウェンベル 30日 novem(9の月) 11月 10 December デケンベル 30日 decem(10の月) 12月 (月は置かれない) 約61

※この「最初期のローマ暦」の解説は、「ローマ暦」の解説の一部です。
「最初期のローマ暦」を含む「ローマ暦」の記事については、「ローマ暦」の概要を参照ください。

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