書店ガール2 最強のふたり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 16:14 UTC 版)
「書店ガール」の記事における「書店ガール2 最強のふたり」の解説
理子(42歳)は福岡から進出してきた大型書店「新興堂書店」にスカウトされ入社。一方の亜紀(29歳)も「新興堂書店」に転職し、文芸担当の店員として仕事に励む。亜紀が推薦していた作品が第12回本屋大賞に選ばれてパーティーに出席していたが、貧血で倒れて病院に運ばれる。そして妊娠していることが判明する。伸光は妊娠が判明すると、今まで以上に亜紀に専業主婦のススメを押し付けるようになり、亜紀はこれに猛反発する。店でも亜紀は、無理しないようにと気づかう理子たちが制止するのを無視し、仕事を続けようとする。その最中に、伸光が編集長をしているコミック誌「コミック・ドム」での不適切な描写の掲載が問題となり、回収騒ぎに発展する。引責のため伸光は編集長を辞めることになる。一方で理子は問題のあった「コミック・ドム」の置き場を企画ブースに変更し、不適切描写の根幹にある問題を今一度考える企画として関連書籍とともに販売を継続させた結果、クレーマー処理に追われることになるが、田代の対応で危機を乗り切る。 亜紀と伸光は、精神的なリフレッシュをはかるために盛岡へ旅行し、その地で古本市に立ち寄る。そこでの出来事を通して夫婦の関係を修復させて行き、東京に戻って再会したあがちたちの助言を聞き入れて、伸光は一つ星出版を辞めることを決意する。一方の理子は、清水やペガサス書房時代の常連客との再会を通して、売り場という現場から距離のある管理者のようなポストにいることに違和感を感じたり、かつての部下の尾崎と再会して彼女の勤める店の閉店のことを知り、自分が恵まれた環境で仕事をしていることを痛感する。 その後、亜紀は盛岡の古本市を元ネタに本屋のバザールのようなブックフェアを開催したいと提案。そして理子が奔走して吉祥寺の大小さまざまな書店の人たちを説得し、書店が入居するビルの他のテナント主たちの協力も得て、ブックフェアを開催することになる。フェアのテーマは「50年後に残したい一冊」。フェアの準備の最中、田代は福岡への異動を受け入れる。フェアは無事成功し、田代と理子は互いに別れを惜しむ。亜紀は産休に入って子どもを産む。その後、事務所の大掃除の最中に田代がフェアのために作成したPOPが見つかり、それを受け取った理子は、田代からの想いを知る。
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