書店での陳列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 20:59 UTC 版)
書店での購入者の8割が非計画購入(トーハン)と言われ、書店ではいかに来店客を立ち読みから購入へ誘導するための工夫の凝らした陳列が行われている。そのさいには、客が目当ての本を速やかに見つけられるように「見やすさ」と客の衝動買いを誘発させる品ぞろえと量の「豊富感」、さらに関連購買を促す「効率性」のある陳列がなされる。 書店の書籍の陳列には「背ざし」「面陳列」「平積み」「複数陳列」「多面陳列」といった陳列の方法がある。 背ざし いわゆる本棚に書籍を入れる方法で、見えるのは背表紙だけである。また多数の部数をおくことは無く、多品目の少部数で長いスパンで売りさばくための陳列法である。 平積み 表紙を上にして積み上げる方法である、新刊やベストセラーなどを中心に展開される陳列方法である。ボリューム感を出すために、平台にひな壇を作り並べることでいっそうのボリューム感を演出することがある。 複数陳列 一つの書籍を複数の売り場で販売することである。新刊を平積みするだけでなく、背ざしにしたり、ジャンルは違っても内容に関連するコーナーに売り場を展開するなど(例:医療小説を小説コーナーだけでなく、医療本のコーナーに売り場を設ける)。 多面陳列 一つの商品を複数面を見せて展示して訴求力を高める。仕掛け販売などで使用。 小説などは新刊は平積みから背ざしに時期とともに返本による扱い部数を減らしながら移動させる。雑誌は、表紙が見える専門の棚に陳列するか平積みである(ムックは背ざしに回さることもある)。 7日ごとの書籍(雑誌)の棚の移動の例 ランク発売初日7日後14日後21日後特Aランク エンド平台 エンド平台~棚下平台 棚下平台 棚下平台~面陳 Aランク エンド平台~棚下平台 棚下平台 棚下平台~面陳 面陳 Bランク 棚下平台~面陳 面陳 面陳 面陳 Cランク 面陳 面陳 面陳 背ざし
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