時代の移り変わりと共にとは? わかりやすく解説

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時代の移り変わりと共に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 14:17 UTC 版)

衣冠」の記事における「時代の移り変わりと共に」の解説

時代を経るにつれて束帯儀式用服装となり、衣冠宮中での勤務服として定着したまた、衣冠姿であれば参内御所への出入り)に勅許を得る必要は無かった近世宮中宿直である「内裏小番」の制度確立すると、儀式以外の日常勤務服として直衣衣冠一般化した江戸時代には、全くの平常出仕には衣冠直衣の下に単を用いず白小袖の上直接袍を着たり、指貫代えて切袴の「指袴(さしこ)」を着たりすることもあった。そのため単を着用して衣冠姿を「衣冠単(いかんたん・いかんひとえ)」とも言う。近世公家日記には、指袴出仕急に天皇御礼言上する必要が生じたので指貫着替えたといった記事みられる。この時代でも御会始歌会始)や御楽始(雅楽始)など、政務ではない儀式私家元服などの儀式には単や衣(あこめの類)を重ね指貫をつけた正式な衣冠直衣着用した。 なお、1872年明治5年)に宮中官界では正装礼装洋服改めたため、現在では、宮中祭祀儀式の際に諸皇族掌典職祭服として着用するほかは、神社界神職正装として衣冠着用する

※この「時代の移り変わりと共に」の解説は、「衣冠」の解説の一部です。
「時代の移り変わりと共に」を含む「衣冠」の記事については、「衣冠」の概要を参照ください。

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