旧暦と立春とは? わかりやすく解説

旧暦と立春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 04:01 UTC 版)

立春」の記事における「旧暦と立春」の解説

立春旧暦1月1日だという勘違いがあるが、ほとんどの場合正しくない旧暦1日は必ず朔(新月)だが、立春は朔に関係なく定められるため、多くの年は1日ならない。ただし約30年1度立春が朔と重なり旧暦1月1日になる年がある(朔旦立春)。近年1954年1992年がそうで、次は2038年予測される旧暦中国・日本太陰太陽暦)では元日立春前後置かれる。それは立春のころを年初にし、春の始まり年の始まりを一致させるためである。これを夏正(かせい)という。古代中国夏王朝正月という意である。平気法ではそのために、立春次の雨水を含む月を正月1月)とする。定気法での月名の定義はやや複雑だが、結果はやはり、雨水を含む月が正月となる。 節切りにあっては立春年初となる。四柱推命風水などの占いでは、節分までは前年属し立春をもって年が改まるとしているものが多い。節分豆撒き立春年初として、新しい年幸運願っての昔からの習慣である。 二十四節気の「立春」は、『暦便覧』では「春の気立つを以って也」とされるが、時候的な解説では、「大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節であり、立春を過ぎると少しずつ寒さ緩み始め春の気配忍び入ってくる」とされるのが一般的である。ただ注意必要なのは、このような気象事象のゆえに「立春」が定められたのではなく冬至から春分への中間点として、暦法上の要請から定められたものだということである。 春の区分は、西欧では習慣的に暑く寒くもない季節、つまり、春分から夏至までを spring とする。古代中国では昼夜長短ピークとなる二至夏至冬至)と、昼夜の長さがほぼ同じとなる二分春分秋分)を各季節の分かれ目とし、これらの中間に各季節のとして四立立春立夏立秋立冬)を設けた。なお、日本の気象庁では、3月 - 5月が春、6月 - 8月が夏、9月 - 11月が秋、12月 - 2月が冬としている。

※この「旧暦と立春」の解説は、「立春」の解説の一部です。
「旧暦と立春」を含む「立春」の記事については、「立春」の概要を参照ください。

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