旧デイビー学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/09 14:16 UTC 版)
「デイビー (フロリダ州)」の記事における「旧デイビー学校」の解説
デイビー学校は1917年、南フロリダで最も著名な初期建築家の1人である建築家オーガスト・ガイガーが設計し、1918年に開校された。生徒数は約90人だった。デイビー学校はエバーグレーズの地域で初の恒久的な学校であり、現在のブロワード郡では最古の現存する校舎となっている。この校舎は1980年まで学校として使われ続けた。1984年、デイビー学校基金が設立され、この学校の初期の外観を維持するよう、保護し修復することとした。この基金は、デイビー町、ブロワード郡教育委員会、ソロプティミスト・インターナショナル・オブ・デイビー、デイビー歴史協会、および町全体のコミュニティと協力して、ブロワード郡の歴史でも重要なものの保存のために飽くことなく活動している。現在は「旧デイビー学校」と呼ばれ、デイビー学校基金とデイビー町の協力で維持されている。 2000年代初期、周辺地区にある2つの歴史的な建物が旧デイビー学校の傍に移設された。 ビール邸、1912年から建設開始、デイビー町に残っている最古の住宅、この土地固有の様式を持った建築の好例。1926年のハリケーンや1947年の洪水にも耐えてきた。ビール家の家族が連続して利用していたが、旧デイビー学校の傍に移されることになった。恒久的な保存計画の一部として現代的な空調設備を入れるために家屋は封鎖された。最初の構造の中で最も重要なところは、電気を使わずに「空調」を行うように設計されていることである。特に、温かい空気が上に引き上げられ、屋根裏の開口部から抜けるようになっている。南フロリダの暑い気候にあっても、自然の空気の流れが家を比較的快適な状態に保っている。また、デイビー町の古い家屋の大半と同様に、柱で床が持ち上げられており、風が床下を抜けるようになっている。 2004年、チャールズ・A・ウォルシュ大佐とキャサリン夫妻が1912年から1932年に使用し、バッドとベティのオスターハウト家が1958年から2004年まで入居していた家屋が、旧デイビー学校の傍に移設された。
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