日本漫画への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 14:37 UTC 版)
「コミック・ストリップ」の記事における「日本漫画への影響」の解説
コミックストリップは「時事新報」や「新青年」などの第二次世界大戦前の日本の新聞や雑誌に翻訳掲載された。1923年から「アサヒグラフ」に掲載されたジョージ・マクマ(英語版)の『親爺教育(英語版)』は、当時の日本の読者の間でも人気を博し、1924年には朝日新聞社から2巻の単行本が発刊された。『親爺教育』は横山隆一、杉浦幸雄、麻生豊といった当時の若手漫画家らに影響を与えたことでも特筆される。特に麻生の『ノンキナトウサン』は、そのスタイルにおいて『親爺教育』の表現手法を大きく取り入れている。戦前の漫画家のみにとどまらず、戦後活躍した手塚治虫の『メトロポリス』や『ふしぎ旅行記』などの作品においても、『親爺教育』からの影響が散見できる。 また、「アサヒグラフ」に連載された最初期の児童漫画の一作である『正チャンの冒険』(1923年)は、イギリスのデイリー・ミラー紙に連載されていた子供向けのコミック・ストリップ『ピップ・スクウィーク・アンド・ウィルフレッド(英語版)』(1919年)に触発されて執筆された作品である。
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