日本漫画の多様性への視線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:06 UTC 版)
「フランスにおける日本の漫画」の記事における「日本漫画の多様性への視線」の解説
後に出版社は作品の発掘や愛蔵版の編纂も進め、Vertige Graphic 社は『はだしのゲン』を復刊 (Gen d'Hiroshima)、2003年からは劇画創始者の一人である辰巳ヨシヒロの作品を扱い、Ego comme X 社は2003年につげ義春『無能の人』 (L'Homme sans talent) を刊行している。2006年からは Cornélius が水木しげる作品を手がけており、2007年に『のんのんばあとオレ』 (NonNonBâ) がアングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞した。これはフランス市場における日本漫画の浸透ぶりを象徴する出来事となった。日本の若く活発な世代による作品が売上を伸ばす傍らで、谷口ジローと浦沢直樹が先鞭を付けた大人向けの作家性豊かな漫画も成長を見せている。これは1996年の松本大洋を例外として、主に2005年以降の傾向である[独自研究?]。 2009年、ルーブル美術館で荒木飛呂彦の原画展開催。2010年には、パリ・ポンピドゥーセンターの「公共情報図書館(Bibliothèque public d'information)」部門において、漫画読者についての大規模な調査研究が行なわれた。
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