日本人避難民キャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:44 UTC 版)
「太陽の黙示録の登場人物」の記事における「日本人避難民キャンプ」の解説
尾津(おづ) 声 - 佐々木梅治 在台湾日本人キャンプの避難民グループのリーダー。 来年度からアメリカ及び国連からの支援が停止され、生活苦に喘いでいる日本人避難民たちを台湾人社会に適応出来るよう舷一郎たちと共に中華民国総統府に働きかけるが、対立していた黒藤のテロを止めようとし、台北中央電視台で説得に当たるも射殺される。 美代(みよ)、勇介(ゆうすけ) 避難民グループの母子。買い物に出かけた先の台北の市場で日本人であることを理由に、夏太太達台湾人から締め出しを受けるも、居合わせた舷一郎のおかげで白菜を50元で買うことができた。しかし、その日の夜に六海幇の依頼を受けた京明によって母子共々殺害される。これによって淡水の避難民グループは激高し、暴動すら起きかねない状況になるが、単身乗り込んできた羽田によって一同は落ち着きを取り戻した。 黒藤(くろふじ) 声 - 咲野俊介 在台湾日本人過激派グループのリーダー。 かつてはジャーナリストであり、中東の紛争地帯でパレスチナ難民に興味を持ち、取材を行っていた。その果てに震災以降の日本人海外避難民が祖国を奪われたパレスチナ難民と同じであると思うようになり、言葉が無力で力の行使こそが重要だという考えを抱くに至った。そして、台湾人社会での日本人適応化に融和路線で解決しようとする尾津に反発し、仲間達と共に避難民キャンプを脱走して自らテロによる祖国復帰及び南北合一を果たそうとする。南日本で起きた暴動事件の際の密輸で手に入れた武器を使って台北の3つの各地を同時に襲撃するが、内2つは阻止され、結局はテレビ局の台北中央電視台を占拠する。テレビを通じて世界各国の日本人避難民たちに暴動を呼び掛けるも、国防部の特殊部隊との戦闘で部下もろとも死亡。死の直前に舷一郎に反日派グループに関する証拠を渡す。 田中(たなか) 黒藤率いる過激派グループに潜り込んだ、尾津達避難民グループの一人。黒藤のアジトを密かに尾津に報告していたが、黒藤に正体を見破られ、殺害された。しかし生前に、アジトの場所のみならず黒藤達の攻撃目標が、士林夜市・リニアモーターカー台北駅・台北中央電視台であることを報告した。 佐久間(さくま) 黒藤率いる過激派グループの一員。士林夜市を襲撃したA班のリーダー格。寺田・吉本・金子等仲間を率いるも、舷一郎達日本人の説得に心が揺らいだ末、銃を捨てて投降した。かつて震災時に、子供ながら住んでいたアパートの隣室の赤ん坊を炎の中から救い出し、説得を受けた際その時の光景が頭の中に甦った。
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