日本の地域コミュニティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:15 UTC 版)
「地域コミュニティ」の記事における「日本の地域コミュニティ」の解説
詳細は「町内会」を参照 日本における地域コミュニティは、市町村の地区単位で組織化されており、町内会あるいは自治会として存在する。しかし、マンションの増加や転勤族の増加にともない、これら既存のコミュニティに加入したり参加する者は減少傾向である。一方で、特定の地域問題において社会貢献を目指すNPOや市民グループなどのテーマ・コミュニティが活発であったり、匿名かつ責任や危険やコストの発生しない気軽な交流空間としてインターネット・コミュニティが盛んになるなど、コミュニティのあり方も多様化しつつある。今日の地域再生の論議では、こうした地域コミュニティにおける新旧住民あるいはコミュニティの相互関係の構築が課題のひとつとなっている。 コミュニティは地縁集団としての用法と、地域社会としての用法がある。地域社会として用いられる場合、エリアの問題としてのアプローチ・近隣の問題としてのアプローチがある。このような意味における日本におけるコミュニティの典型例として、町内会・自治会というものが挙げられる。これらは農業コミュニティや中心商店街コミュニティにその基礎をおいており、農業や中心商店街の衰退により、地域活動そのものも衰退してきている。また、マンション化が進み自治会に加入しないケースが増加。施設管理のみを行う管理組合はコミュニティとしての機能を有さず、町内会自治会加入住民との利害対立構造をもたらすケースが相次いだ。
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