日本における活動状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 01:56 UTC 版)
「IPC (エレクトロニクス)」の記事における「日本における活動状況」の解説
2015年、はんだ付ロボットのトップメーカー、株式会社ジャパンユニックスと日本市場における独占販売契約を締結。IPC-A-600、IPC-A-610、J-STD-001等の販売や改訂翻訳を行っている。 2017年より、日本のユーザー向けにEラーニングを活用した、IPC-A-610の認証資格を目的としたIPCオンライントレーニングを開発。国内エレクトロニクス業界へ向けて、グローバルで共通化されたトレーニングプログラムを日本語で提供開始した。また、11月からは、はんだ付の国際資格である、IPC J-STD-001の認証資格を目的としたはんだ付技術トレーニングをIPC公認トレーニングセンターにて開始。2011年には、NASAが独自規格の策定を中止し、J-STD-001を採用することを発表した。日本でのトレーニングでは、はんだ付における日本標準と国際標準の差異を明確化し、海外取引における認識の誤解を解消し、世界で通用するはんだ付の国際資格取得者の育成を目的としている。また、2018年には、プリント基板実装のリワーク・リペアの正しい手順を習得し、国際資格が取得できるIPC-7711/21の実技トレーニングも開始した。リワーク・リペアトレーニングなお、2019年の2月には、IPCに準拠した、正しいプリント基板のリペア(PCBの修理)方法を掲載したIPCの基板修理(PCBリペア)専門サイトが公開された。本サイトでは、IPC-7711/21に準拠したプリント基板実装における各種修理手順が、必要な修理専用工具(ツール)と合わせて紹介されている。 また、2017年時点、世界で製造される電化製品の85%以上がIPCに準拠して製造されている。 2020年、世界で採用されるはんだ付け工程であるJ-STD-001と電子組立品の品質基準であるIPC-A-610の自動車産業、車載産業の要求を満たす追加規格が発行された。
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