日本における森林限界とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本における森林限界の意味・解説 

日本における森林限界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 03:12 UTC 版)

森林限界」の記事における「日本における森林限界」の解説

日本では特に主に夏の温度積算温度に従うようである。日本アルプス中央部富士山では約2500 - 2800 mほどである。東北地方で約1600 m、北海道大雪山日高山脈で約1000 - 1500 m北海道利尻島標高500 m千島列島では標高300 m程度にまで下がっている。一方九州四国屋久島宮之浦岳など標高2000 m程度森林限界見られるが、これは岩石地質地形的影響大きい。 日本森林限界より手前亜高山帯)における植生は、主にモミ属トウヒ属コメツガなどの常緑針葉樹林だが、森林限界境界線付近では落葉広葉樹ダケカンバ比率高くなる場合が多い。森林限界より奥(高山帯)では、ハイマツなどの小低木が多い。高木先端部がそれ以上伸びることができなくなる高度を高木限界と呼ぶ。 日本では亜高山帯からハイマツ帯へ、短い距離で樹種景観一変するため、森林限界より上からは森林限界容易に目視することが可能であることが多い。しかし、ハイマツ北東アジア特有の植物であり、世界的に見ると亜高山帯と同じ樹種次第疎林低木化して最後に姿を消す場合多くその場合は森林限界明確な1本のではなく幅の広い移行帯となる。高緯度地帯においてはこのような移行帯森林ツンドラ呼びときには南北数百キロメートル達す場合もある。 なお、ハイマツ帯を高山帯含めかどうか議論がある(ハイマツの項および亜高山帯針葉樹林の項を参照)。

※この「日本における森林限界」の解説は、「森林限界」の解説の一部です。
「日本における森林限界」を含む「森林限界」の記事については、「森林限界」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本における森林限界」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本における森林限界」の関連用語

日本における森林限界のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本における森林限界のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの森林限界 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS