新型コロナウイルスによる出場辞退について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:59 UTC 版)
「2021年カシアス・ド・スルデフリンピックの日本選手団」の記事における「新型コロナウイルスによる出場辞退について」の解説
大会3日目の5月3日に、女子サッカー選手3名が新型コロナウイルスに感染していることが判明。チーム内等接触者のPCR検査等を実施し、陰性者についても極力接触を控えるなどの対策を講じながら、日本選手団としての運営を継続した。 しかしながら、5月9日には、水泳選手3名+スタッフ2名の新規感染が判明。水泳は5月8日以降、参加辞退に至った。 さらに5月10日には2名の新規感染が判明し、日本選手団の累計感染者数は合計11人になった。 このことから、5月11日、日本選手団の安全確保を名目に、5月11日以降の全種目の出場を辞退することなった。一部の競技団体は「参加辞退は協議中で、決定していない」と参加辞退を納得しない声も上がり、また、匿名署名サイトcharge.orgでは、デフリンピック日本選手団の出場継続について署名を集めるサイトも立ち上がった。 また、5月11日付けでデフリンピック組織委員会、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)に対し、抗議文及び要望文書も提出された。抗議文の内容は次のとおり。 ICSD及び組織委員会が新型コロナウイルス対策の責務を果たしていないことへの抗議 ICSD及び組織委員会が参加者に対し、PCR検査を行っていないことへの抗議 日本選手団の棄権に対する罰金を免除することへの要望 新型コロナウイルスを理由とした差別や排除を行わないよう指導することへの要望 なお、5月12日には6名、5月13日には4名の新規感染が確認されたことから、日本選手団の累計感染者数は21名(日本選手団の13.8%)に達した。
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