新型コロナウイルスによる呼吸器症候群(2019年-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 09:09 UTC 版)
「ヒトコロナウイルス」の記事における「新型コロナウイルスによる呼吸器症候群(2019年-)」の解説
詳細は「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」および「SARSコロナウイルス2」を参照 2019年12月31日、最初にWHOに報告された新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) による急性呼吸器疾患 (COVID-19) およびその流行である。初発流行地は、中華人民共和国湖北省武漢市とされている。2020年2月には、中国国内と国外では規模に大きな差があるものの、東アジアを中心に東南アジア、中東、ヨーロッパで感染拡大が続いた。同年2月26日にブラジルで感染者が出たことで、南極大陸を除く(2021年1月に南極大陸において感染確認済み)5大陸全てに感染が拡大した。2021年2月11日時点で全世界の累計感染者数は1億人を超え、死者数も230万人以上となっており、さらに流行地域の状況も数か月前と大きく変わりアメリカ合衆国とヨーロッパだけで感染者の半数を占め、南北アメリカで感染が急拡大している。 構造生化学者Jason McLellanのテキサス大学オースティン校チームは、2020年2月19日『サイエンス』に発表した論文「Cryo-EM structure of the 2019-nCoV spike in the prefusion conformation」で、SARSコロナウイルス(SARS-CoV, 2002-2003年流行)とSARS-CoV-2のスパイクタンパク質には類似性があるが、SARS-CoV-2の方が、はるかに人の細胞に取り付きやすいと報告した。 BSL3/ABSL3 (Animal Biological Safety Level 3) 施設で扱い、感染疑い患者由来の臨床検体はBSL2施設で扱い、指定感染症で、感染症法で二類感染症以上相当。
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