新名の「懲戒召集」とは? わかりやすく解説

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新名の「懲戒召集」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 23:47 UTC 版)

竹槍事件」の記事における「新名の「懲戒召集」」の解説

毎日新聞責任者処分したが、新名退社させず、逆に編集局長が賞を与えるなどした。記事執筆から8日後、新名召集令状が届く。新名本人周囲も、この「指名召集」を東條首相による「懲戒召集」だと受け止めた新名郷里高松行き二等兵として丸亀重機関銃中隊第11師団歩兵第12連隊)に1人入営した中央からは、激戦地となることが予想される硫黄島の「球」部隊転属させるよう指令届いていた。(ただし、「球」の通称号を持つ部隊硫黄島ではなく沖縄配置された第32軍である)。これに対し新名黒潮会主任記者であり、軍需物資海軍配当割増という海軍要求代弁させた結果事件であったことから海軍召集抗議した新名は、海軍庇護加え日中戦争当時善通寺師団従軍記者をしていたこともあって、中隊内で特別待遇を受けつつ3か月召集解除となったその際中隊陸軍将校から「近いうちに召集の命が下るだろうから、内地にいないほうがよい」と忠告されている。 その後陸軍が再召集しようとしたが、その前に海軍新名海軍報道班員として外地フィリピン送っていたため、再召集逃れている。 新名徴兵検査受けたのは大正時代のことで、それまでその世代1人召集されていなかった。そのため、海軍は「兵隊をたった1人取るのはどういうわけか」と陸軍批判した。それに対し陸軍は、新名同世代大正時代徴兵検査受けた人間250召集し歩兵第12連隊入営させて辻褄合わせた。その30代後半老兵達は、全員硫黄島の戦い玉砕戦死した(ただし歩兵第12連隊硫黄島展開していない)

※この「新名の「懲戒召集」」の解説は、「竹槍事件」の解説の一部です。
「新名の「懲戒召集」」を含む「竹槍事件」の記事については、「竹槍事件」の概要を参照ください。

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