新パークランド病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:55 UTC 版)
「パークランド記念病院」の記事における「新パークランド病院」の解説
パークランド記念病院は、築50年を超える建物で診療を続けていたが、多数の患者を抱えるハイボリュームセンターであり、院内は常にごった返していた。ダラス郡郡政委員会は、旧病院を建て替え、面積1,700,000-平方フート (160,000 m2)の17階建て862床の新病院に、新しい外来センター(面積380,000-平方フート (35,000 m2))、275,000-平方フート (25,500 m2)のオフィス、6000台の駐車場を合わせて作る計画を認可した。総工費は12億7000ドルあまりと見積もられ、うち7億4700万ドルは公債を提案し(有権者の承認次第という提案で、2008年11月に承認取得)、病院事業から得られる(ないし見込まれる)収益から現金3億5000万ドル、私的寄付で1億5000万ドルを賄う計画となった。 委員会は1億ドル近くの契約を承認し、HDR株式会社(英語版)(本社はオマハにあるがダラスで大規模事業を行っている)と、コーガン・アソシエイツ株式会社(Corgan Associates Inc.、ダラスの地元企業)の2社が、新病院設計のために雇われた。新病院の大きな特徴として、スタッフや物資の移動に使われる廊下・エレベーターが、患者や見舞客と完全に分けられたことが上がる。駐車場の設計・建設はホイッティング=ターナー建設 (Whiting-Turner Construction) とオムニプラン (Omniplan) の共同で行い、2012年1月に完了した。 正式な起工式は2010年10月に行われ、それから5年後の2015年3月に建物が公式完成した。全患者とスタッフは、8月に新病院へと移った。新病院は、ハリー・ハインズ大通り(英語版)を渡って旧病院の反対側で、2010年12月にオープンしたDARTライトレールの南西医療地区・パークランド駅(英語版)が最寄り駅である。公的病院としてダラス郡の税収が使われただけでなく、起工からの5年間で多くの寄付が寄せられた。バンク・オブ・アメリカ慈善団体 (the Bank of America Charitable Foundation) からは100万ドルもの寄付が寄せられた。寄付者の名前はガラスパネルにエッチングされ、メインロビーである2階建てのガラス・アトリウムに掲示されている。
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