新たな「トースター」を巡って
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:36 UTC 版)
「ポー・トースター」の記事における「新たな「トースター」を巡って」の解説
2001年、第35回スーパーボウルでのボルチモア・レイブンズとニューヨーク・ジャイアンツの対戦前日に、次のようなメモが残された。「ニューヨーク・ジャイアンツ。暗闇と荒廃、そして巨大な青がすべてを覆う。ボルティモア・レイヴンス。何千もの傷で彼らは苦しむだろう。エドガー・アラン・ポーよ永遠に。」このメモ書きの内容はいくつかの理由で議論の的となった。「トースター」はこれまで一度もスポーツのような時事的な事柄に対するコメントを残したことがなかったし、それになぜ「トースター」が、ポーの代表詩である「大鴉」(The Raven)からチーム名が取られているレイヴンスを好まないのか、誰にも説明がつかなかった。この予言(これはポーの短編「赤死病の仮面」の最後の一節「暗闇と荒廃と赤き死がすべてを覆いつくしていった。」をもじったものであった)は実現せず、実際にはレイヴンスは34-7でジャイアンツに勝利した。 2004年に残されたメモ書きには、フランス軍への当てこすりらしきものが書かれていた。薔薇の間に見つかったメモにはこう記されていたのである。「ポーの神聖な思い出と彼の安息の地にフランス製のコニャックは似合わない。非常に気が進まないが、家族の伝統に敬意を表してコニャックは置いていく。ポーの思い出よ、永遠に生きんことを!」多くのものが、これはイラク戦争に反対したフランスを非難したものだと解釈した。 2006年には、複数の人物が「トースター」の正体を確かめるために墓地に押し入り彼に声をかけようとした。彼らがこの行動に出た原因のいくらかは、近年の新たな「トースター」のメモがこの伝統を汚していると感じられたことにもあったと考えられる。エドガー・アラン・ポー博物館のキュレーターであるジェフ・ジェロームは記事の取材に対し、厳粛な儀式が無作法な者たちのために混乱させられてしまったと語った。
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