新しいインフラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 13:49 UTC 版)
新技術は以前には無かった新しいインフラへの需要を創ったが、これらは多く連邦政府が負担した。道路建設は自動車産業の発展に不可欠だった。高規格道路に転換されるものがあれば、フリーウェイも建設された。有り余る金を持ち消費を望む階級が現れ、自動車を含め消費財の需要を高めた。 電力開発は戦中に鈍化していたが、アメリカとカナダの多くの地域が電力格子(発電、送電、分電のネットワーク)に加わり、大きな進展を見た。製造業の大半はエネルギー源を石炭から電力に切り替えた。同時に新しい発電所が建設された。アメリカでは、電力発電量がほぼ4倍にもなった。 電話線も大陸中に張り巡らされていった。家庭用水道や近代的下水道システムが多くの地域で初めて導入された。 これらインフラに関する計画の大半はカナダでもアメリカでも地方政府に任された。地方政府の大半はこれらインフラの投資が将来引き合うものという想定で大きな負債を抱えた。これが世界恐慌の間に問題となった。カナダとアメリカはどちらも、連邦政府は反対のことをやり、この10年間は戦債を減らし、戦中に導入された税金を幾らか減らした。
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