文化人類学および社会人類学とは? わかりやすく解説

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文化人類学および社会人類学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 10:12 UTC 版)

民族誌」の記事における「文化人類学および社会人類学」の解説

文化人類学および社会人類学は民族誌周辺発展してきた。例えブロニスロウ・マリノフスキーの『西太平洋の遠洋航海者』、エドワード・エヴァンズ=プリチャードの『ヌアー族』、マーガレット・ミードの『サモア思春期』、グレゴリー・ベイトソンの『ナヴェン』といった文化人類学規範的なテキストは、大部分民族誌である。文化・社人類学者今日でも、実際に民族誌調査を行うことに非常に高い価値をおいている。 文化人類学中には民族誌下位ジャンルいくつかある。1950年代末から1960年代初頭にかけて、人類学者民族誌調査性質自覚的に晒した告白的な」民族誌記し始めた有名な例にはクロード・レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』、ケネス・リードの『The High Valley』、デイビッド・メイバリー=ルイスの『The Savage and the Innocent』、ややフィクション化されたエレノア・スミス・ブラウン(ローラ・ボーエン)の『Return to Laughter』などがある。後の「再帰的な」民族誌においては民族誌家は、自分受け止めた文化相違記述することで、文化相違翻訳するための技術洗練させた。有名な例としてポール・ラビノー『異文化理解』、ジャン=ポール・デュモン『The Headman and I』、そしてヴィンセント・クラパンザーノ『精霊結婚した男』がある。 1980年代には、文学理論ポストコロニアル/ポスト構造主義考え方広範な影響のもと、民族誌レトリック学問領域内部において厳し精査受けた。「実験的民族誌は、文化人類学動揺露わにした。これには、マイケル・タウシグ『Shamanism, Colonialism, and the Wild Man』、マイケルMJフィッシャー、メフディ・アベディ『Debating Muslims』、キャサリン・スチュアート『A Space on the Side of the Road』、キム・フォータン『Advocacy after Bhopal』が含まれるクリフォード・ギアツのように、人類学者フィールドワーク基づいた民族誌通して文化多様性研究し解釈する。それは、特定の文化社会もしくは共同体詳細な報告提供するフィールドワークではたいてい1年以上どこかの社会入り込み地元人間暮らし、彼らの生活様式を学ぶことが必要である。民族誌家は、参与観察者である。彼らは、研究対象である事象参与することで、その地域特有の振る舞い思考理解する

※この「文化人類学および社会人類学」の解説は、「民族誌」の解説の一部です。
「文化人類学および社会人類学」を含む「民族誌」の記事については、「民族誌」の概要を参照ください。

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