敵対者への対処
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 14:32 UTC 版)
「ルパン三世 (架空の人物)」の記事における「敵対者への対処」の解説
ルパンの敵対者への対処の仕方、特に殺しについては、作品によって大きく異なる。 『TV第1シリーズ』にて、石川五ェ門はルパンとの違いを、師匠の百地三太夫から「ルパンなら相手を殺すときにためらわない」と指摘されており、実際にルパンは百地三太夫をためらいなく殺しており、大泥棒だけでなく「世界一の殺し屋」ともされている。 『TV第2シリーズ』においては、銭形が「貴様(ルパン)に人殺しができんことぐらい、わしはよく知っとる」(第63話『罠には罠を』)と言っているように、自分の命を狙う殺し屋を除き、基本的に人殺しはしない。 『PART5』では第16話において警備兵を射殺するなど、人殺しはしないというポリシーは特に持ち合わせていない。 TVスペシャルでは、ルパン自らによる殺害シーンもいくつか存在する。特に『ルパン暗殺指令』では、自分や仲間を暗殺しようとしたキースを自らの手で射殺した。この時のキースはルパンたちの攻撃で深手を負っていたが、起き上がろうとしたことに気付いたルパンは、一切躊躇うことなく止めを刺して殺害するという冷酷な一面を見せている。同じくTVスペシャルの『ワルサーP38』では、かつて自分を裏切って殺そうとした元相棒で、本編での事件における黒幕でもあったドクターを射殺している。『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』では、劇中ラストで黒幕の組織の女ボス、スパイダー・エミリーを射殺している。 五ェ門は『TV第1シリーズ』当初は敵として登場したものの、第7話「狼は狼を呼ぶ」のラストシーンで五ェ門もルパンの仲間になる。しかし『TV第2シリーズ』第55話「花吹雪 謎の五人衆 前篇」で、白波五人衆が五ェ門を籠絡したことから、続く第56話「花吹雪 謎の五人衆 後篇」では白波五人衆の一員となった五ェ門に一騎討ちを挑まれ、ルパンは斬られて負傷する羽目にあった。だが五ェ門はその後、五人衆の真の狙いは自分を人質にしてルパンが今まで手に入れた宝を横取りすることであると知り、ルパンたちの前で、ルパンを負傷させた責任を取り切腹すると言い出したが、介錯を頼まれたルパンは「無抵抗のやつの首をはねても面白く無い」として、ルパンと五ェ門の殴り合いの喧嘩となった。
※この「敵対者への対処」の解説は、「ルパン三世 (架空の人物)」の解説の一部です。
「敵対者への対処」を含む「ルパン三世 (架空の人物)」の記事については、「ルパン三世 (架空の人物)」の概要を参照ください。
- 敵対者への対処のページへのリンク