敬愛する映画人や作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:12 UTC 版)
『大脱走』や『荒野の七人』『パピヨン』『栄光のル・マン』などの名作で知られるスティーブ・マックイーンの大ファンであり、少年時代から敬愛している。著書で『砲艦サンパブロ』(初めて映画館で見たマックイーン映画)の評を書いた際に「『スティーブ・マックイーン』という名は「女王の息子」という意味があるらしいが、マックには「女王の息子」というスノッブな役柄は似合いそうにない。だが、そんなところが大好きだ。」と書き、「マック」という独自の愛称でスティーブ・マックイーンの事を呼んでおり、ネット連載で『ブリット』と『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』を取り上げた際も「マック」と呼んでいる。マックイーンと同じくクリント・イーストウッドを敬愛している。 俳優やアイドル評論家に映画評論家としても活躍しているラッパーの宇多丸ラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』にゲスト出演した時には、高村薫原作の自身の監督作『黄金を抱いて翔べ』に影響を与えた犯罪映画の名作5作品として、前述のペキンパー&マックイーンの『ゲッタウェイ』にドン・シーゲル『突破口!』、ウォルター・ヒル『ザ・ドライバー』とダリル・デューク『サイレント・パートナー』にジャン・ギャバン主演のジャック・ベッケルのフランス映画の名作『現金に手を出すな』の5作品を語り、とりわけ井筒はシーゲル『突破口!』と共にペキンパー『ゲッタウェイ』を「今でも年に2、3回は見ますね」と発言。シーゲル『突破口!』と自身の監督作品『黄金を抱いて翔べ』はネット連載コラム『映画は喧嘩じゃ!』でもコラムを書いている。また同連載でアル・パチーノ主演の社会派娯楽映画の巨匠シドニー・ルメット監督による実在の銀行強盗事件が題材の社会派サスペンス『狼たちの午後』も取り上げている。コーエン兄弟の『ノーカントリー』を絶賛。 ヨーロッパの戦争映画ではイタリア映画の『アルジェの戦い』 や、『冒険者たち』や『若草の萌える頃』『ラムの大通り』などで知られるロベール・アンリコ監督によるフランス映画の名作反戦映画『追想』『パリは燃えているか』をドイツ軍を降伏に追い込んで、パリを解放させたレジスタンスたちの激しい戦いの名作 と絶賛している。 前述のとおりアメリカン・ニューシネマに傾倒している井筒だが、その中でも『雨のなかの女』や『ゴッドファーザー』『アウトサイダー』などで知られるフランシス・フォード・コッポラに最大の賛辞を捧げることが多く、とりわけ『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザー PART II』の二部作を大絶賛している。
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