教派的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:51 UTC 版)
「日本基督教団改革長老教会協議会」の記事における「教派的特徴」の解説
ツヴィングリを引き継いだブリンガーによるチューリヒの宗教改革運動と、カルヴァンによるジュネーヴの宗教改革運動が合同したものが改革長老教会の源流である。その信仰的特徴は後にハイデルベルク信仰問答・ドルト信仰基準およびウェストミンスター信仰基準に結実することになる「神の主権を第一とする信仰」(一般に予定説と理解される)である。 また、そのような信仰告白が宗教改革から年月を置いて誕生した土壌には、(改革派の語源とされる)「御言葉によって常に改革される教会」のスローガンの下「その時・その場所で必要とされる告白を次々に生み出す」改革長老教会の特質が挙げられる。新告白の制定は旧告白の破棄を全く意味せず、改革長老教会はその歴史と共に準拠すべき告白を自ら増やし続けていくことになる。 また、個人の興味によって聖書を解釈するでなく、聖書の全域を重んじそこから御言葉を聞き取ろうとする。聖書に「読まれない箇所」を発生させる教会暦による聖句説教箇所の割り当てを廃して、聖書の一書を順次紐解く講解説教を重んじる事も特徴に数えられる。 これらはルター個人の信仰理解に立ち、教理は完成したものとして信条を増やしていかない、また信仰義認のテーゼに照らして一時は一部の書簡を軽んじた経緯のあるルター派(ルーテル教会)との顕著な対比となっている。
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